コンテンツにスキップする

米、カブールでの無人機攻撃の結果を調査中-民間人犠牲との報道

更新日時
  • 米国主催でNATOなどのオンライン閣僚会議を30日に開催
  • 独仏英がカブール市内の安全地帯設置を提案へ

米軍はアフガニスタンの首都カブールの空港に向かっていた車両を無人機攻撃で破壊した。米中央軍が29日に明らかにした。この車両には自爆テロを計画していた複数の人物が乗っていたと当局者らは説明した。この攻撃で子供3人が死亡したとするアフガン当局者の発言を引用した報道を受け、中央軍は攻撃の結果の評価をなお続けていると表明した。

  中央軍によれば、今回の攻撃現場で二次的に起きた爆発は車両に「大量」の爆発物が積まれていたことを示唆している。

  サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はこれより先、カブールがなお「深刻な危険」にさらされていると発言していた。カブールでは先週、自爆テロで少なくとも88人が死亡した。在アフガニスタンの米国大使館は「具体的かつ確かな脅威」を理由に、空港周辺から離れるよう市民に警告した。

米国はIS系勢力への攻撃継続へ-サリバン大統領補佐官

米軍はカブールの空港に向かっていた車両を無人機攻撃で破壊
Daybreak: Asia.” (Source: Bloomberg)

  イスラム主義勢力のタリバンは、米軍のアフガン撤退期限を8月31日に控え、カブールで空港のゲート3カ所を掌握したと発表。バイデン米大統領はドーバー米空軍基地を訪問し、先週のカブールでの攻撃で死亡した米兵13人の遺体を迎えた。

  米国は30日に北大西洋条約機構(NATO)を含むパートナーとのオンライン閣僚会議を開く。アフガン情勢への対応で共通のアプローチについて協議する。事情に詳しい複数の関係者によれば、英国はこの会議で、アフガンがテロリストの温床になるのを回避する方法や人権侵害でタリバンの責任を問うことなどを優先事項として取り上げたい構え。

  フランスは危険な状況にありながら国外退避できていないアフガン人のための安全地帯をカブール市内に設置するよう、英独両国と提案する計画だと明らかにした。

  事情に詳しい複数の外交官によると、英仏両国は国連安全保障理事会の理事国に対し、アフガン出国を望む人が安全に空港にたどり着けるようにする通路の創設を求める決議案を回覧した。

関連記事

在アフガン米大使館、カブールの空港周辺からの退去を米国民に勧告

米軍、アフガンでIS系組織の幹部2人を殺害-自爆テロへの報復で

 

原題:U.S. Assessing Drone Strike on Vehicle: Afghanistan UpdateU.S. Drone Hits Bombers, Biden Honors Dead: Afghanistan Update(抜粋)

 

(NATO会議などの情報を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE