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パウエル氏インフレリスク読み違え、穏やかな描写に終始-サマーズ氏

  • 「インフレのリスクは議長が認識するより深刻だ」とサマーズ氏
  • 「連邦準備制度は今より前の段階でQE縮小を開始すべきだった」

サマーズ元米財務長官は、 カンザスシティー連銀が27日に主催した年次シンポジウムでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言について、一言でいえば、リスクを読み違えたインフレの「穏やかな」描写ということになると指摘した。

  サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンに対し、パウエル議長が「インフレの穏やかな面に関し一切合切の論証を行った」と発言。「確実なことは存在しないが、インフレのリスクは議長が認識するより深刻だと私は思う」と語った。

  同氏によれば、パウエル議長は離職者と求人の数字がいずれも過去最高となる状況に言及しつつ、その意味合いについて「穏やかな」解釈を主張した。だが、一定期間の「はるかに急激な賃金上昇」を示唆するシグナルだとサマーズ氏は捉えている。

  連邦準備制度が債券購入による量的緩和(QE)を通じて市場に流動性を供給し続け、「有害」な副作用を生じさせていることは「奇妙だ」との見解を同氏はあらためて示した。連邦準備制度は今より前の段階でQE縮小を開始すべきだったとしながらも、パウエル議長が年内のテーパリング(段階的縮小)開始に動く見通しを歓迎した。

原題:
Summers Says ‘Serene’ Powell Arguments Misread Inflation Risk(抜粋)

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