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きょうの国内市況(8月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株下落、リスク回避の売り-米早期緩和縮小やアフガン情勢を警戒

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  東京株式相場は下落。日本時間の今夜に開催予定のジャクソンホール会合を前に米金融当局の高官らから資産購入のテーパリング(段階的縮小)についてタカ派的な発言が出たことや、アフガニスタンの首都カブールでの爆発事件を受け地政学リスクが浮上したことが警戒された。外需の影響を受けやすい精密機器や自動車関連、商社の下落が目立った。

  • TOPIXの終値は前日比6.58ポイント(0.3%)安の1928.77
  • 日経平均株価は101円15銭(0.4%)安の2万7641円14銭

岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジスト

  • 短期的には引き続き米国の早期テーパリングやアフガン情勢が相場を重たくしている
  • ジャクソンホール会合を控えて投資家の慎重姿勢は根強く、米株安の流れを引き継ぎ日本株も売られていた。政治情勢やデルタ変異株の感染拡大に対する不透明感もくすぶっているため、景気敏感株が嫌気された
  • ジャクソンホールでは米連邦準備制度理事会のパウエル議長がテーパリングの開始時期を明示するかが焦点で、もし時期が示されなければ株式市場で不安感が高まり株安を誘発しかねない

東証33業種

上昇率上位海運、保険、パルプ・紙
下落率上位精密機器、倉庫・運輸関連、石油・石炭製品、電気・ガス、卸売、陸運


●債券下落、米連銀総裁タカ派発言で金利高警戒ー買いたい弱気との声も

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  債券相場は下落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を今晩に控えて、米連銀総裁からタカ派的な発言が相次いだことから、米金利上昇に対する警戒感が強まった。もっとも、現物債の売りは限られ、利回りが上昇すれば買いの需要が高まるとの見方も出ていた。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.025%
  • 新発20年債利回りは横ばいの0.40%、新発40年債利回りは0.5bp高い0.72%
  • 長期国債先物9月物の終値は9銭安の152円12銭。夜間取引の流れを引き継いで売りが優勢となり、午後は152円9銭まで水準を切り下げた

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • きのうはジャクソンホール会合前に持っていたカーブのスティープ(傾斜)化のポジションを少し調整してフラット(平たん)化したが、米金利が再び上昇したのであらためて警戒された
  • 連銀総裁からタカ派発言が相次ぎ、今晩のパウエル議長の講演に対する警戒が強まっている可能性もある
  • きのうの20年債入札は強い結果だったが、0.4%を抜けていく感じはなく、そのポジションも重しになりやすい
  • もっとも、日本国債の場合は現物を売らないといけない感じでもなく、むしろ買いたい弱気のような参加者が結構いそうだ

●ドル・円は110円ちょうど前後、パウエル議長講演控えて値動き限定的

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円ちょうど前後で推移。月末に向けた実需の動きやリスク回避のクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)の売り、持ち高調整的なドル売りがやや重しとなったが、海外時間にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて手控えムードが強く、小幅な値動きとなった。

 
  • ドル・円は午後3時32分現在、前日比0.1%安の110円ちょうど。110円09銭から軟化も109円89銭まで
  • 円は一時主要10通貨全てに対して上昇。午後はまちまち
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1%安。前日は0.3%上昇

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • パウエル議長講演前にポジションを整理する動きのほか、アフガニスタンの問題があるのでリスクオンにはなりにくく、円買い圧力がかかりやすいが、かといってリスクオフにもなり切れない
  • 議長講演のテーマは経済見通しなので、金融政策にはあまり触れないような雰囲気があるが、景気は順調といった話が独り歩きすると早期テーパリング(資産購入の段階的縮小)の思惑につながりやすい
  • そうなると株式相場に影響が出て、ドルと円が上がり、ドル・円はあまり動かずにクロス円だけが下がる可能性はある
     
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