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パウエル氏続投とブレイナード氏副議長起用、大統領側近が提言も

更新日時
  • バイデン大統領のFRB人事発表は秋になる見通し-関係者
  • 両氏のコンビはパウエル氏に難色を示す進歩派の不満和らげる可能性

バイデン米大統領のアドバイザーらは、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長2期目続投とブレイナードFRB理事の銀行監督担当の副議長起用を提言することを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。両氏を組み合わせれば、トランプ前大統領に指名されたパウエル氏続投に難色を示す民主党進歩派の不満を和らげられると踏んでいる。

  バイデン大統領はFRB人事にまだ踏み込んでおらず、秋までは決定は下されない見込みだと、同関係者は話した。

Fed Chair Powell Speaks At Fed Listens Event
パウエルFRB議長(右)とブレイナード理事(2019年)
 

  ブレイナード氏はFRB議長候補でもあるが、クオールズ副議長(銀行監督担当)の後任として昇格すれば、パウエル氏の規制を巡る実績に懸念を抱く民主党進歩派の不安を和らげられる可能性がある。

  パウエル氏はホワイトハウス内で幅広い支持を得ており、イエレン財務長官も続投を望んでいる。ただ、バイデン氏は、財務長官にブレイナード氏起用を真剣に検討した後、結局イエレン氏を指名したことで政権移行チームの一部メンバーを驚かせた経緯もある。

  FRB報道官はコメントを控えた。

  ブレイナード氏は金融規制で異なるアプローチを切り開いているほか、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の採用にも前向きだ。

ブレイナードFRB理事、パウエル氏との違い示唆-次期議長人選控え

  FRBの銀行監督担当副議長は、金融危機後に議会によって創設された2つ目の副議長職。米金融当局のウォール街監督を強化するための役職だが、クオールズ氏は危機後の厳しい改革から離れる姿勢を示したことで、民主党の反発を招いていた。

  バイデン氏は今後、4つのFRBポストを埋めることになる。ホワイトハウス当局者は、大統領がFRB議長指名の「慎重かつ熟慮したプロセス」のため経済チームに相談しているとコメントした。また、大統領は金融政策を効果的に運営できる人物と評価する候補者を選ぶだろうと付け加えた。

連邦準備制度理事会備考
パウエル議長議長の任期は来年2月まで
クラリダ副議長理事の任期は来年1月に満了
クオールズ副議長副議長の任期は10月13日まで。理事任期は2032年まで
ブレイナード理事オバマ元大統領が指名。2026年に任期満了
ボウマン理事トランプ前大統領が指名。2034年に任期満了
ウォラー理事昨年12月に就任。2030年に任期満了
空席 


 

原題:Biden Advisers Weigh Powell as Fed Chair, Brainard as Vice Chair(抜粋)

(4段落目以降に背景などを追加して更新します)
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