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UBSやステートSのグリーンファンド、パリ協定の目標未達-調査

世界の金融機関が販売する「グリーンファンド」の一部は、2020年以降の地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定の目標を満たしていない。ロンドンを拠点とする非営利団体、インフルエンスマップの調査が示した。

  このリポートによると、気候をテーマにしたファンドの半分以上が要件を満たさず、環境、社会、ガバナンス(ESG)目標を掲げるファンドでは70%強が不合格だった。

  インフルエンスマップのアナリスト、ダーン・ファンアッカー氏は「これらのファンドの説明は一貫性と明瞭性を欠いているため、投資家はそれが実際に意味するところを判断するのが難しい」と説明。今回の分析はサステナブルファンドにより強力な規制が必要であることをあらためて示したと指摘した。

  サステナブル投資資産は昨年35兆ドル(約3853兆円)余りに拡大し、うわべだけ環境に配慮しているかのように取り繕う「グリーンウォッシング」を巡る懸念が高まっている。ドイツ銀行の資産運用部門、DWSグループはこの問題で米国とドイツの当局から調査を受けている。

  インフルエンスマップの調査では、UBSグループステート・ストリートブラックロックのファンドの一部が要件を満たしていないと判断された。一方で、インベスコBNPパリバは合格点だった。

 

IPCCモデルのシナリオ

relates to UBSやステートSのグリーンファンド、パリ協定の目標未達-調査
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC) の2050年二酸化炭素実質排出量ゼロシナリオ
 

 

  ステート・ストリートの広報担当、オリビア・オフナー氏は、投資家のさまざまなニーズとリスクプロフィルに合わせて同社は「パリ協定に沿ったファンドや他の方法で気候目標を達成するファンドを含むさまざまなESG戦略」を提供していると述べた。

 

原題:
UBS, State Street Among Firms Whose Green Funds Miss Paris Goals(抜粋)

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