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日本株下落、リスク回避の売り-米早期緩和縮小やアフガン情勢を警戒

更新日時

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東京株式相場は下落。日本時間の今夜に開催予定のジャクソンホール会合を前に米金融当局の高官らから資産購入のテーパリング(段階的縮小)についてタカ派的な発言が出たことや、アフガニスタンの首都カブールでの爆発事件を受け地政学リスクが浮上したことが警戒された。外需の影響を受けやすい精密機器や自動車関連、商社の下落が目立った。

 

  • TOPIXの終値は前日比6.58ポイント(0.3%)安の1928.77
  • 日経平均株価は101円15銭(0.4%)安の2万7641円14銭
TOPIXの推移
 
 

市場関係者の見方

岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジスト

  • 短期的には引き続き米国の早期テーパリングやアフガン情勢が相場を重たくしている
  • ジャクソンホール会合を控えて投資家の慎重姿勢は根強く、米株安の流れを引き継ぎ日本株も売られていた。政治情勢やデルタ変異株の感染拡大に対する不透明感もくすぶっているため、景気敏感株が嫌気された
  • ジャクソンホールでは米連邦準備制度理事会のパウエル議長がテーパリングの開始時期を明示するかが焦点で、もし時期が示されなければ株式市場で不安感が高まり株安を誘発しかねない

インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 米連邦準備制度理事会の高官らがテーパリングの見通しを強調する発言が株式市場の警戒感につながった
  • アフガン情勢の不透明感が高まり、金融市場にも悪影響与えリスクオフ要因になった
    • ただバイデン大統領は今月末の米軍撤退計画を維持しており、市場へのインパクトは長続きしないだろう
  • デルタ変異株の感染拡大は先進国で続いており、経済再開には確信は持てない状況。短期的に新型コロナウイルスの悪影響が株価に織り込まれやすい

東証33業種

上昇率上位海運、保険、パルプ・紙
下落率上位精密機器、倉庫・運輸関連、石油・石炭製品、電気・ガス、卸売、陸運

背景

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