コンテンツにスキップする

新型コロナウイルスの起源、最新の米情報機関調査で結論出ず-関係者

  • ホワイトハウス、報告書を数日以内に公表する予定
  • 研究所流出説を否定せず、米中関係の悪化を招く恐れ

新型コロナウイルスの起源に関し、米情報機関がまとめた最新の報告書は明確な結論を導き出すに至っていないと、事情に詳しい関係者が明らかにした。動物からの感染か、武漢の研究所からの流出かを巡る議論の沈静化にはほとんど役に立たなさそうだ。

  複数の関係者によると、起源について徹底した調査を命じたバイデン大統領は今週、報告書を受け取り、説明を受けた。ホワイトハウスは報告書の機密を解除し、数日以内に発表する予定だという。

  報告書は情報機関によるこれまでの判断と同じく、可能性の高い起源として単一の経路を特定していないと、関係者の1人は述べた。

  バイデン大統領が5月に公表した前回の調査報告では、ウイルスが動物から人に自然に感染したとする説と、武漢のウイルス研究所から流出したとする説で見解が二分していることを認めていた。科学者の間では動物由来説が主流だが、流出説は共和党員らの支持が強く、専門家もその可能性を排除していない。最新の報告書で結論を出せていないことは、米紙ワシントン・ポストが先に報じていた。

  今回の報告書も流出説を否定していないため、今秋の20カ国・地域(G20)首脳会議でバイデン大統領と習近平国家主席が会談する可能性を探る米中にとって、緊張悪化を招く恐れもある。

  中国の政府関係者は流出説を繰り返し否定。外務省報道官は5月、バイデン氏が情報機関にコロナ起源の報告書作成を命じたのは「政治的な操作」だと批判した。

中国、ウイルス起源巡る非難に報復警告-米情報機関報告書の公表控え

原題:
Biden Report Inconclusive on Covid Spread From Animals or Lab(抜粋)

 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE