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弱気派が再び降参-悪いニュース多くてもS&P500は最高値更新

  • ヘッジファンドは先週売り加速-ショートがロングを10対1で上回る
  • 弱気派のハーベイ氏、S&P500種の年末目標を引き上げ

押し目買いの可能性を探っている投資家は、先週の米国株売却の動きの中、多くの暗いニュースを目にしていた。成長が鈍化しているほか、新型コロナウイルスの新たな感染の波が押し寄せている。米金融当局は金融刺激策のテーパリング(段階的縮小)を検討していた。そして、相場を支える株式はほとんどなかった。

  最悪の事態はこれからだとの懸念が高まる中、 ヘッジファンドは売りを加速した。先週の最初の4日間、ヘッジファンドはここ4カ月で最速のペースで株式を売却した。ゴールドマン・サックス・グループのプライムブローカーがまとめた顧客データによると、ショート(売り持ち)がロング(買い持ち)を10対1の比率で上回った。

  しかし、1年を通してそうだったように、こうした懐疑的見方が見当違いだったことが分かった。S&P500種株価指数は数日で完全に回復し、過去最高値を更新。中国人民銀行(中央銀行)総裁が与信を安定させ、中小企業と実体経済を支える資金を増やすと表明したことを受け、米国株は24日に世界的な株高の流れに加わった。

It's hard to bet against the market when S&P 500 is up 20% this year
 
 

  ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのシニアマネーマネジャー、チャド・モーガンランダー氏は「相場の勢いに100%驚いている」と指摘。「その一部は企業決算に基づいているが、大半は米国だけでなく世界各国・地域の金融政策に基づくものだ」と分析し、「流動性が極めて潤沢な場合、懐疑的になるのは不可能だ」と述べた。

  ウェルズ・ファーゴの株式ストラテジスト、クリス・ハーベイ氏は新たに降参した弱気派の1人となった。同氏は予想よりも急速な企業利益の回復を理由に、S&P500種の年末目標を従来の3850から4825に上方修正した。同氏は歴史パターンに基づき、指数が1ー8月に少なくとも10%の上昇を記録した場合、その年の残りの期間も値上がりし続ける傾向があると指摘した。

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原題:Bears Surrendering Again With S&P 500 Rally Defying All Bad News(抜粋)

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