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中国の締め付けリスクに動揺、新興国ETFから2週連続で資金流出

  • 中国と香港に投資の米上場ETFは先週1億8510万ドルの純流出
  • 中国以外の新興国株式に投資するETFは週間で最高の純流入を記録

新興国市場に投資する上場投資信託(ETF)から2週連続で資金が流出した。中国当局による締め付けのリスクが動揺を誘った。

  酒造会社やオンライン薬局にも締め付けの対象が広がる中で、中国本土と香港を投資対象とする米上場ETFは先週、1億8510万ドル(約203億円)の純流出となった。運用資産額20億ドルのXトラッカーズ・ハーベスト・CSI300中国A株ETF(ASHR)は先週の純流出額が7860万ドルに達し、中国に投資するファンドで最も大きくなった。

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  中国のリスクは新興国全般や特定の諸国に投資するファンドにも影を落としている。ブルームバーグの集計データによると、新興国市場の株式・債券が投資対象のETFからの20日までの1週間の純流出額は1億1160万ドルに上る。その前の週は3億4490万ドルのマイナスだった。これらETFからの資金流出は2020年6月以降で最も長期化している。

  SPDRポートフォリオ新興国株式ETF(SPEM、運用資産額56億ドル)は1億4970万ドルの純流出となり、流出額は07年のスタート以来で最も大きい。SPEMは新興国市場の企業で時価総額が最低1億ドルの銘柄で構成される指数に連動しており、中国への資産配分が3分の1を占める。

Weekly Flows

Net flows to U.S. listed emerging-market stocks and bonds ETFs

Source: Bloomberg

Note: Includes ETFs that invest across emerging markets as well as those that target specific countries. Data is weekly.

  一方、投資家には中国へのエクスポージャーを回避する手段も存在する。中国以外の新興国に投資するiシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF(中国除く)(EMXC、運用資産額12億ドル)は週間ベースで過去最高となる1億9930万ドルの純流入を記録した。

原題:China’s Crackdown Leads EM ETFs to Second Week of Outflows(抜粋)

    これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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