コンテンツにスキップする

欧州グリーンボンド基準は発行体に見返り必要、税や資本比率-SEB

  • 結果的に他の既存のグローバル枠組みに準拠する方が魅力的に映る
  • 発行体への追加インセンティブがなければうまくいかない可能性高い

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は今年7月、脱炭素など気候変動や環境に配慮した事業の資金調達のために発行される「グリーンボンド(環境債)」の基準を定める規則案を公表した。しかし、環境債のパイオニアとして知られるスウェーデンの銀行SEBは、発行体への追加インセンティブがなければ、うまくいかない可能性が高いと警告した。

  SEBのサステナブルファイナンス責任者クリストファー・フレンスボルグ氏は「欧州グリーンボンド(EUGB)基準」で示された要件の順守について、発行体が見返りを得られない余計なリスクが生じると指摘した。結果的に他の既存のグローバル枠組みに準拠する方がより魅力的に映りそうだ。

  フレンスボルグ氏は「(要件順守のため)仕事と潜在的負担がずっと増える。さらなる負担を強いるには何らかの見返りを与える必要がある」と主張し、税や自己資本比率に関係するようなインセンティブが考えられるとした。

  EUでの環境債発行ラッシュに備えるEUGB基準には、環境への配慮を装う「グリーンウォッシング」の懸念などに対応し、市場の均一性を高める狙いがある。

原題:Bank That Pioneered Green Bonds Warns EU Plan Needs Sweeteners

 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE