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ウォール街、米株相場の予想が困難に-年末見通しに大きなばらつき

  • ストラテジスト21人中12人がS&P500が年末に向けて下落と予想
  • S&P500年末予想の上限と下限の差はここ10年で3番目の大きさ

ウォール街のストラテジストに株式相場の見通しについて質問すると、答えはほぼ常に、上昇するというものだった。しかし、今はそうではない。

  ブルームバーグが調査したストラテジスト21人のうち12人がS&P500種株価指数が年末に向けて下落すると予想。予測の上限と下限の差は24%と、ここ10年近くで3番目の大きさとなっている。不透明感は一部の米国債アナリストの間でも根強く、 バンク・オブ・アメリカ(BofA)は2021年末の10年債利回り予想に100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のを持たせている。 

米国債見通しの不透明さ浮き彫り、BofAの最新利回り予測が示す

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が金融市場に打撃を与えてから1年5カ月がたった今、投資家は予測のプロからより明確な予想を望んでいるものの、その期待は応えられていない。米連邦準備制度が年内の債券購入縮小に徐々に近づきつつある一方で、新型コロナ感染急拡大で世界経済の回復が減速する恐れがあるため、1年余りの間奏功していた戦略が時代遅れに見え始めている。

Wall Street strategists have wide year-end forecasts for S&P 500
 
 

  EPウェルス・アドバイザーズのポートフォリオ戦略担当マネジングディレクター、アダム・フィリップス氏は「リスク資産の支援材料となる経済のポジティブな点を多く指摘することができる一方で、予断を許さない問題もたくさんあり、どちらの面を見るかによってマクロ見通しは大きく異なり得る」と分析した。

原題:
Wall Street Just as Baffled About Markets as It Was Last Year(抜粋)

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