コンテンツにスキップする

イエレン米財務長官、パウエルFRB議長の再任支持-関係者

更新日時
  • バイデン大統領はまだ決定下していない-レーバーデー前後の公算大
  • イエレン氏の支持はパウエル議長続投を大きく後押し

イエレン米財務長官は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任を支持する考えをホワイトハウスのシニアアドバイザーらに伝えた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。パウエル議長にとっては2期目続投のチャンスを大幅に高める動きとなる。

  人事に関する問題だとして匿名を条件に話した関係者によると、バイデン大統領はまだ決定を下しておらず、レーバーデー前後に自ら選択する公算が大きい。米経済が新型コロナウイルス禍から回復する中で、FRBを率いる当局者としてウォール街が信頼を寄せる人物の続投となれば、継続性のシグナルを送ることになる。

  関係者によれば、トランプ前政権下の2018年に就任したパウエル議長が来年2月に任期切れを迎えることから、ホワイトハウスは候補者の網を広げてきたと、一連の検討に詳しい関係者が明らかにした。アドバイザーらは候補となる人物の公での講演や発言を検証し、特に労働市場に関する見解に留意していたという。

ブレイナードFRB理事、パウエル氏との違い示唆-次期議長人選控え

  だが、デルタ変異株によるコロナ感染急拡大に伴う経済への影響を巡る不透明感から、FRB議長の交代に関して慎重姿勢が強まる可能性があると関係者のうち2人が述べた。

  ホワイトハウスと財務省はいずれもコメントを控えた。

パウエルFRB議長、再任にバイデン大統領顧問の間で幅広い支持

  イエレン長官の支持はパウエル議長を大きく後押しすることになる。議長時代の4年間を含めて連邦準備制度での経験が豊富なイエレン氏のバイデン大統領への助言は貴重だ。また、同長官は12年にFRB理事となったパウエル氏と共に直接仕事をしたこともある。

  パウエル議長の再任には上院の承認が必要になる。多くの民主党幹部はパウエル氏を評価しているが、同党が一枚岩で支持することが既定となっているわけではない。銀行による自社株買いなどの問題に関する金融規制を巡るパウエル議長の対応を批判しているブラウン、ウォーレン両上院議員は2期目続投を支持するか明言を避けている。

原題:Yellen Backs Powell Reappointment, Boosting Second-Term Odds (1)(抜粋)

(情報を追加し更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE