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テスラ、人型ロボット披露-初開催「AIデー」で自動運転の進捗も

  • 「危険で繰り返し多い退屈な仕事」用ロボットのプロトタイプは来年
  • 自社開発の半導体も進展-Dojo来年末までに稼働開始見通し

米電気自動車(EV)メーカー、テスラは初めて開催した「AI(人工知能)デー」を利用し、自動運転機能の向上に向けた進捗状況を披露したほか、人型ロボットの計画も明らかにした。

  また、自動運転を動かすニューラルネットワークの学習のために自社開発している半導体の進捗状況も明らかにした。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は同技術のライバルへのライセンス供与も検討していると述べた。この半導体はテスラが完全自動運転開発に欠かせないとしてきたスーパーコンピューター「Dojo」のシステムの重要部分。マスク氏は同コンピューターが来年末までに稼働を開始する見通しを示した。

  今回のイベントはテスラが単なるEVメーカーではないことを示し、同社に人材を呼び寄せることが目的。ただ、この数日前、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、停車中の緊急車両に衝突する事故が複数起きたことを受け、テスラの自動運転支援システム「オートパイロット」の公式調査を始めたとウェブサイトで発表していた。

テスラの自動運転支援システム、米当局が調査-日没後の衝突事故巡り

  オーロラ、クルーズ、ウェイモ、ズークスなどのライバルが自動運転技術でカメラや自動運転センサー「LiDAR(ライダー)」、レーダーを組み合わせて使用しているのに対し、 テスラは8台の車載カメラを使用した純粋な「ビジョン」ベースのシステムに取り組んでいる。

  マスク氏は2時間のイベント終了時に再登場し、人型ロボット「テスラ・ボット」を紹介した。プロトタイプが来年に利用可能になる見通しで、「危険で繰り返しの多い退屈な仕事」を人間がする必要はなくなると説明した。

Tesla
 
 

  マスク氏は試作段階で製品を発表することで知られる。現実に存在する前に将来的なビジョンを売り込むものだ。

  ループ・ベンチャーズのアナリスト、ジーン・マンスター氏はマスク氏には「大きなビジョンがある」とした上で、「投資家にとっては、テスラ・ボットが夢を見させてくれる何か新しい存在だ。半導体はより実体を伴うものだが、大半の投資家には退屈だ」と語った。

原題:Musk Shows Self-Driving Progress, Humanoid Robot at Tesla AI Day (抜粋)

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