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【債券週間展望】長期金利に低下圧力、デルタ株まん延や地政学リスク

8月第4週(23日-27日)の債券市場では、長期金利に低下圧力が掛かると予想されている。世界的に新型コロナウイルスのデルタ株感染が急拡大していることに加え、アフガニスタン情勢など地政学的リスクの高まりが背景にある。

市場参加者の見方

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 世界的にデルタ株がまん延していることや中国経済の減速懸念、地政学的リスクの高まりから、強含みもみ合いの相場を予想
  • 横浜市長選で菅義偉首相が推す候補が敗れた場合、政権の持続可能性に疑問符が付き政治リスクが高まる可能性も
  • パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を週末に控え、週後半は様子見姿勢が強まりそうだ
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.015%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 週末にパウエルFRB議長の発言を控えて投資家の様子見姿勢が続き、高値圏でのこう着相場となるだろう
  • 緊急事態宣言の延長により追加の経済対策が意識され金利低下は進みづらいが、景気先行きに慎重な見方が続くことも債券相場を支える要因になろう
  • 現状の利回り水準では高値警戒感が強く、大幅な利回り低下は見込みづらいだろう
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.03%

国債入札予定

 対象発行予定額
24日5年債2兆5000億円程度
26日20年債1兆2000億円程度

 

日銀買い入れ予定

 対象年限買い入れ予定額
25日1-3年4500億円
 5-10年4250億円
 25年超500億円

主な材料

  • 22日:横浜市長選の投開票
  • 24日:東京パラリンピック開幕
  • 26日:米4-6月の国内総生産(GDP、改定値)
  • 27日:8月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)
  • 27日:8月の米ミシガン大学消費者マインド指数
  • 27日:パウエルFRB議長がジャクソンホールで講演
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