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ウォール街に「デジャビュ」-昨年に続き9月オフィス復帰を見直し

  • 銀行はオフィス復帰計画見直し急ぐ-復帰延期やワクチン義務化など
  • 昨年秋は新型コロナ感染再拡大で多くの銀行の計画が頓挫

大手米銀は数カ月にわたり、大半の従業員がオフィスに戻り、通常の生活に近づき始めるのが9月になると指摘していた。しかしその後、新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染が拡大した。

  多くのウォール街の金融サービス会社は現在、従業員のオフィス復帰の日程を延期したり、従業員にワクチン接種を義務付けたりするなど、急いで計画を見直している。出社する従業員にマスク着用を義務化する方針を復活させた金融機関もある。

  今回の計画見直しに「デジャビュ(既視感)」を感じているバンカーもいるかもしれない。銀行は1年前、オフィスにより多くの従業員が復帰する時期が米レーバーデーの連休明けの週になると指摘していた。一部の従業員を復帰させた銀行もあったが、昨年秋に新型コロナ感染が再拡大したことで、多くの銀行の計画が頓挫した。

   キャピタル・ワン・ファイナンシャルのリチャード・フェアバンク最高経営責任者(CEO)は今月の従業員宛ての文書で、11月までオフィスを再開せず、従業員がワクチン接種を受ける必要があると通知。「感染力の強いデルタ株がわれわれの希望に水を差した」と指摘した。

  他の業界がリモートワークの比重が大きい未来を受け入れている状況にあっても、銀行など金融サービス会社はオフィスに従業員を復帰させることを最も強力に主張してきた。デルタ株に感染するとワクチン接種済みの人でさえ入院する可能性があるため、銀行幹部は対応に苦慮している。

大手米銀の対応

 

原題:
It’s Deja Vu for Wall Street With September Return Upended Again(抜粋)

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