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きょうの国内市況(8月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、景気減速に懸念-取引終盤はトヨタ減産報道で売り加速

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  東京株式相場は反落。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けて米金融緩和が早期に縮小するとの見方が出たうえ、米経済指標が悪化したため景気減速の懸念が強まった。取引終盤にはトヨタ自動車が9月の世界生産を計画比で4割減らすとの報道が伝わり、同業他社や部品メーカーに売りが波及。株価指数を押し下げた。

  • TOPIXは終値は前日比26.78ポイント(1.4%)安の1897.19
  • 日経平均株価は304円74銭(1.1%)安の2万7281円17銭

証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長

  • 新型コロナウイルスの感染状況に加え、衆院選を控えた政治問題や政策動向などに先行き不透明感が出ているため、株式相場の重しになっている
  • 株価上昇の柱だった海運株などの下げも目立っているのは、個人投資家などが利益を確定する目的で割高感が増した銘柄を売却するなどの動きが出ているとみている
  • ただ中期的な経済正常化のシナリオと主要国の金融緩和政策が株式相場を底堅くし、月内の日経平均株価は下げても2万7000円前後にとどまり、もみ合う展開が続くだろう

東証33業種

上昇率上位医薬品、食料品
下落率上位鉄鋼、海運、鉱業、輸送用機器、石油・石炭製品、非鉄金属


 ●長期債が小幅下落、流動性供給入札の弱めの結果受け売り優勢

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  債券相場は長期債が小幅下落。この日に行われた流動性供給入札が弱めの結果となったことを受けて、売りが優勢となった。株式相場が下落幅を拡大したことを受けて先物は小幅上昇に転じた。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.015%
  • 長期国債先物9月物の終値は2銭高の152円35銭。下落して始まった後すぐにプラスに転じたが、流動性供給入札の結果を受けて売りが優勢となり、一時152円29銭まで下落。引けにかけて株価の下落幅拡大を受けて急速に戻した

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 流動性供給入札の結果が芳しくなかったことを受けて先物や10年債、超長期債が一時売られた
  • 引け間際に株価が下落幅を拡大したことで先物がプラスに転じた
  • 目先はジャクソンホールでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演待ち
  • 週末の横浜市長選は菅政権に対する事実上の信任投票との見方もあり、結果次第で政治スケジュールを通じて債券相場に影響も

流動性供給入札

  • 対象は残存期間15.5年超39年未満
  • 最大利回り格差は0.008%、平均利回り格差は0.004%
  • 応札倍率は2.16倍と、あまり結果が良くなかった同じ年限対象の前回入札(6月15日、2.18倍)を下回った

●ドル110円前半に上昇、株安でリスク回避のドル買い優勢-豪ドル下落

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台前半に上昇。世界的な株安でリスクを回避するドル買いの流れが強まっている。オーストラリアドルは同国の雇用統計を受け若干上昇の場面もあったが、正規雇用者数が減少したことから下落に転じている。

 
  • ドル・円は午後3時23分現在、前日比0.3%高の110円04銭。朝方の109円76銭を安値に一時110円23銭まで上昇
  • ブルームバーグのドル指数は一時0.4%高の1155.83と、年初来高値を付けた3月31日以来の水準に上昇
  • 豪ドル・ドルは一時0.7%安の1豪ドル=0.7180ドルと昨年11月以来の安値

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • 新型コロナウイルスのデルタ株の世界的な感染拡大やアフガニスタン情勢の緊迫化などを背景に、株価やコモディティ通貨が売られる典型的なリスク回避の展開になっている
  • リスクオフではドルと円はともに買われやすいが、きょうは米長期金利の下げ渋りなどもあってドルの方が強い
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を巡っては、よりタカ派的な一部の思惑は剥落したが、テーパリング(資産購入の段階的縮小)観測は後退したというより、むしろ方向性が確認された
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