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「常連」任天堂、日経平均採用の予想広がる

  • 値がさ株が採用されやすくなるルール、今回の定期入れ替えから適用
  • 昨年9月以降の変更ではサプライズ相次ぐ-ソフトバンク採用など

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日経平均株価を構成する銘柄の10月定期入れ替えの発表が近づき、これまで何度も候補に浮上した任天堂の採用予想が広がっている。値がさ株で時価総額も大きい任天堂の新規採用は相場全体にも影響を与え得る。

  ブルームバーグの集計によると、SMBC日興証券、大和証券、みずほ証券が任天堂の新規採用をメインシナリオとして予想した。新採用基準が今回から適用されてSMBC日興の伊藤桂一チーフクオンツアナリストらは値がさを理由に不採用だった銘柄について「採用されやすくなると見込まれる」と指摘した。

 メインシナリオ追加シナリオ
SMBC日興採用任天堂

ZOZOまたはキーエンス、

オリランド

除外スカパー東洋製缶H、日清紡HD
大和採用任天堂、キーエンスオリックス
除外スカパー、東洋製缶H大平洋金属
みずほ採用

任天堂、ZOZO、

オリランドかオリックス

(オリランドかオリックス)
除外

スカパー、東邦亜鉛、

マルハニチ

大平洋金属

  指数構成上で不足感がある消費セクターで流動性が高い任天堂は採用候補の常連。値がさ株になる任天堂は単純平均指数の日経平均に与える影響が大きく前回までは採用されにくい要因になってきたが、基準変更は採用の追い風になる。

  定期入れ替えは10月初日。日本経済新聞社は9月上旬に対象銘柄を発表してきた。昨年は9月1日だった。今回の新基準は銘柄を予想する上での不透明要因にもなる。採用に際して重要な流動性にも影響を与え得るからだ。

  銘柄発表を9月3日頃と予想する大和証券の橋本純一シニアクオンツアナリストは、東証市場再編に合わせて日経新聞の任天堂採用について「スイッチが入ったと言えるのかもしれない」とリポートに記した。指数連動ファンドのリバランスに伴う売買は、理論的には入れ替え前日の9月30日終値ベースで発生することになるだろうとしている。

意外感

  任天堂は減収減益の業績を発表、株価は年初来安値圏を推移する。日経平均銘柄への組み入れは、低迷する任天堂の株価を需給面から支えるため影響は大きい。

  日経平均の銘柄入れ替えでは、過去3回はサプライズが相次いだ。臨時入れ替えとなった昨年11月はシャープ、同じく10月のネクソン、定期分の9月はソフトバンクが採用され、いずれも市場は意外と受け止めた。新規則が適用される今回も予断を許さない。

  みずほ証券の永吉勇人チーフクオンツアナリストと中村喬シニアクオンツアナリストは採用候補について「ルール改訂後初の定期入れ替えとなるため、予想の確度は低い」とリポートに記した。

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