米NAHB住宅市場指数、1年1カ月ぶり低水準-コスト高が重し
Augusta Saraiva
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全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した米住宅建設業者のセンチメントを測る指数は、8月に1年1カ月ぶりの水準に低下した。価格とコストの高さに加え、なおも続く供給不足が背景にある。
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米住宅建設業者のセンチメントは低下が続いている
最近の材木ほか建設資材の価格下落は住建業者への朗報だが、強い需要や在庫薄の影響で一部の買い手は市場から締め出されている。NAHBによると、サプライチェーンの制約は改善し始めており、短期的には購入予備軍への選択肢が増え、住宅価格が以前ほど高くなくなる公算が大きい。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「生産ボトルネックの問題は今後数カ月で和らぎ、より正常に近い市場に戻るはずだというのがわれわれの見方だ」と発表文で指摘した。
指数の細目では、販売の現況指数と購買見込み客足指数が2020年7月以来の低水準。向こう6カ月の販売見通し指数は前月から変わらずとなった。
地域別では、中西部と南部で指数が昨年夏以来の水準に低下したが、北東部と西部は上昇を示した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Homebuilder Sentiment Drops to 13-Month Low as Costs Bite(抜粋)
(統計の詳細を追加します)
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