米鉱工業生産、製造業が4カ月ぶり大幅上昇-自動車の伸び11.2%
Vince Golle
更新日時
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7月製造業生産、前月比1.4%上昇-予想0.7%上昇、前月0.3%低下
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製造業の設備稼働率、76.6%に上昇-パンデミック前を上回る
7月の米製造業の生産指数は4カ月ぶりの大幅上昇となった。新型コロナウイルス感染がパンデミック(世界的大流行)となる前の水準を超え、製造業者がサプライチェーンの混乱や原材料不足に対処しつつある状況が示唆された。
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7月は自動車生産の急増が目立ったが、他の分野も広範囲に伸びた。
米自動車メーカーは世界的に半導体需給がタイトな状況に、引き続き制約を受けている。そうした中で自動車生産は7月に11.2%上昇と、この1年で最大の伸び。前月は5.9%低下していた。統計発表元の米連邦準備制度理事会(FRB)は、7月によくある工場の稼働停止が見送られたことが大幅増の要因だと分析している。
自動車・同部品を除く製造業の生産指数は0.7%上昇。前月は0.1%上昇だった。
機械や一次金属、プラスチック、電気機器、家電なども増えた。
製造業の設備稼働率は76.6%に上昇し、パンデミック前の水準である75.5%を上回った。鉱工業全体の同稼働率は76.1%だった。
- 統計表
原題:U.S. Factory Output Rose by Most in Four Months, Lifted by Autos(抜粋)
(統計の詳細を追加して更新します)
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