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ソフトバンクG出資の韓国キャロットがユニコーンに-評価額27億ドル

  • DSTグローバルなどから新たに約180億円調達
  • 地域密着型フリマアプリを提供-米・カナダや横浜でも試験的に導入

韓国の地域密着型フリマアプリ、キャロットがDSTグローバルなどから1億6200万ドル(約180億円)を調達し、ユニコーン(企業価値10億ドル以上の未公開企業)の仲間入りを果たした。韓国ではユニコーンが増えているが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を追い風にした国内での成長が足踏み状態となる中で、いずれも海外事業拡大に目を向けている。

  タングン・マーケット傘下のキャロットは27億ドルの評価額で、ユーリ・ミルナー氏のグループやアスペックス・マネジメントなど新たな投資家から資金を確保した。共同創業者ゲイリー・キム氏によると、アルトス・ベンチャーズやグッドウォーター・キャピタルなど既存の投資家も参加した。ソフトバンクグループのベンチャー部門が出資するキャロットは、新たな資金調達を通じて韓国で最大級のスタートアップとなった。

Danggeun Market Inc. Co-founder Gary Kim Interview
スマートフォンに表示されたキャロットのアプリ
 

  キム氏(43)はソウル江南地区の新しいオフィスでのインタビューで、新たに得た資金は向こう1年半から2年に人材確保や海外事業拡大計画に充てると説明した。現在200人が勤務するキャロットは年内に新たに100人採用する考えだ。キム氏によると、同社は収益性の改善に集中しており、上場には最長5年かかる可能性がある。地域の広告事業は伸びているが、まだ黒字化していない。

  2015年創業のキャロットは、多くが半径約6キロメートル圏内で住民同士が主に対面で中古品を取引するために利用されるアプリで、月間アクティブユーザーは1500万人。アプリの対象はパートタイムの仕事や不動産、ペットの世話、ランドリーサービスにも広がっている。

Danggeun Market Inc. Co-founder Gary Kim Interview
ゲイリー・キム氏(2020年)
 

  現在では英国の複数の地域でもサービスを提供し、米ニュージャージー州やマンハッタン、カナダの一部都市や横浜でも試験的に導入している。

原題:SoftBank-Backed Karrot Becomes $2.7 Billion Korea Unicorn(抜粋)

 

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