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ヘッジファンドのコーチュー、デルタ株流行前にパンデミック株追加

  • ラフォント氏率いるコーチュー、ペロトンとズーム株を買い増し
  • タイガー・グローバル、料理宅配ドアダッシュ株保有拡大-届け出

新型コロナウイルスのデルタ変異株が全米に急速に広がり始める前の時点で、ヘッジファンドが感染再拡大で恩恵を受ける企業の株式を買い増ししていたことが分かった。

  チェース・コールマン氏率いるタイガー・グローバル・マネジメントと フィリップ・ラフォント氏のコーチュー・マネジメントはいずれも、料理宅配サービスのドアダッシュの株保有を4-6月(第2四半期)に増やした。コーチューはワクチンメーカーのモデルナへの投資も増額。スティーブン・マンデル氏率いるローン・パイン・キャピタルはモデルナ株9億ドル(約980億円)強相当を新たに取得した。

  こうした購入はホームフィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブや、ビデオ会議サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズなどの企業への投資を多くのヘッジファンドが減らした1-3月(第1四半期)から180度の方針転換だ。

ヘッジファンドがパンデミック投資縮小-巣ごもりや在宅銘柄を売り

  タイガーとコーチューは株式保有報告書「フォーム13F」で、4-6月期にズーム株の保有をそれぞれ拡大したことを開示。両ファンドとD1キャピタル・パートナーズはペロトンのポジションも積み増した。バイキング・グローバル・インベスターズはペロトンに新たに投資した。

Stay-at-home stocks are trading in line with vaccine-makers

  極めて感染力の高いデルタ株は5月に世界の注目を集め始め、インドでは2カ月間に1600万人余りが感染し、約20万人が死亡した。米国では7月4日の独立記念日までにデルタ株による感染が圧倒的となった。

  それから6週間で、米国の1日当たりの感染症例は10倍に増加し、死者が3倍に増えた。その大部分は、ワクチン未接種者だった。米国の新型コロナワクチン接種率が平均以下の感染ホットスポット州の一部では、入院患者の死亡件数が過去最多に並んでいる。

米国のコロナ感染入院患者の死亡、ホットスポット州で過去最多に並ぶ

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原題:
Hedge Funds Coatue, D1 Added Pandemic Stocks Before Delta Spread(抜粋)

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