コンテンツにスキップする

9月の高ボラティティーに要注意-米株弱気派のレフコビッチ氏

  • 5500億ドル規模のインフラ包括法案、景気浮揚の効果期待せず
  • S&P500種株価指数は年末時点で4000との予想を堅持

シティグループのトビアス・レフコビッチ氏は、ボラティリティー増大の可能性に備えるよう投資家に促した。米金融当局による債券購入のテーパリング(段階的縮小)のほか、増税の可能性、マージン圧力、インフレ高進の長期化という要素が組み合わされば、「債券市場が反応を余儀なくされる」圧力になると警告した。

  チーフ米国株ストラテジストのレフコビッチ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、バリュエーション(株価評価)が伸長する中、問題化しかねないこれら4要素が「9月ごろ、入り乱れて市場に降りかかる可能性がある」と述べた。

  現在の市場環境に対するレフコビッチ氏の弱気度合いは、S&P500種株価指数が年末時点で4000になるとの予想が浮き彫りにしている。これは同指数の前週末の終値を10%余り下回る水準だ。

  このほか、下院での可決が済んでいない5500億ドル(約60兆円)規模のインフラ包括法案を巡っては、純粋なインフラ投資の部分は25%足らずで「期待されているほど状況を一変させるものではない」とし、景気浮揚効果はそれほど予想されないとの考えを示した。

  市場心理に悪影響を及ぼしかねないと一部が懸念するアフガニスタン情勢については、特に大きな脅威ではないとの見方を示した。「地政学的な事象はいつも状況を複雑化するが、リスクを認識していてもそれがどうなるかは予測しにくい」とした上で、「米政権のアジェンダが必ずしもこれで覆されることはないだろう」と話した。

Source: Bloomberg)

原題:Citi’s Levkovich Warns of September Volatility on Fed, Tax Hike(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE