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きょうの国内市況(8月16日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅安、円高や緊急事態延長報道でリスク回避-電機など安い

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  東京株式相場は大幅安。米長期金利の低下と相まって円高・ドル安が進み、銀行などの金融株が下落し、電機や自動車などの輸出関連株が安い。緊急事態宣言の延長や地域拡大に向けた動きも伝わり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。

  • TOPIXの終値は前営業日比31.41ポイント(1.6%)安の1924.98
  • 日経平均株価は453円96銭(1.6%)安の2万7523円19銭

JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 国内で感染状況の悪化が続く中で緊急事態宣言の対象拡大や期限延長が伝わったのが嫌気され、中国の経済指標もデルタ株懸念や洪水などで予想より弱く投資家の不安が増した
  • 米国ではワクチン普及で経済正常化の方向性は変わらないと認識が広がっていたところにミシガン大学消費者マインド指数の悪化が出て、消費者側の経済指標からも感染拡大による悪影響のリスクが浮上した格好だ
  • 今後は今晩のニューヨーク連銀製造業景況指数、17日の小売売上高など米経済指標の結果で懸念が払しょくできるかが注目される

東証33業種

下落率上位パルプ・紙、倉庫・運輸、サービス、その他金融、非鉄金属
上昇業種海運、空運

●債券は上昇、米長期金利低下受け-緊急事態宣言の延長報道には反応薄

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  債券相場は上昇。米国市場で、8月の米ミシガン大学消費者マインド指数が約10年ぶりの低水準となり長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行した。政府が東京など6都府県に発令中の緊急事態宣言の期限を9月半ばまで延長する方向で調整に入ったと伝わったが、お盆休みで市場参加者が少ない中、積極的な買いにはつながらなかった。

  • 新発10年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)低い0.01%
  • 新発5年債利回りはマイナス0.13%、新発30年債利回りは0.64%、新発40年債利回りは0.725%と、いずれも0.5bp低い
  • 長期国債先物9月物の終値は16銭高の152円36銭。米長期金利低下の流れを引き継いで買いが先行し、152円38銭まで上昇した

大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミスト

  • 米ミシガン大学消費者マインド指数の悪化を受けて低下した米長期金利に反応し、先物中心に買われた
  • 日中に緊急事態宣言の延長する公算との報道が出た。本来は債券相場のサポートになる材料だが、まだお盆休みで市場参加者が少ないこともあり、積極的な買いトレンドにはつながっていない
    • ただデルタ変異株の感染拡大は注視するべきで、国内では東京都の新規感染者1万人が相場変動のメルクマールになるだろう
    • 備考:緊急事態宣言を9月半ばまで延長へ、3府県も追加-報道
  • 今週は限られた材料の中で、18日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨などを見極めたいという投資家の手控え姿勢も根強い

●ドル・円は109円前半に下落、米中減速懸念などでリスクオフ-円全面高

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台前半に下落。米消費者マインドの大幅な悪化を受けた米金利の低下や中国経済の減速懸念、アフガニスタン情勢の緊迫化などを受けてリスク回避的な円買いが優勢となった。円は主要通貨に対して全面高。

  • ドル・円は午後3時25分現在、前週末比0.2%安の109円40銭。朝方に付けた109円80銭から一時109円33銭に下落
  • 円は主要16通貨に対して全面高

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • 米ミシガン大学消費者マインド指数の悪化を受けた米金利低下で朝方はドル安の側面があったが、日本株安や中国経済指標の伸び鈍化、アフガニスタン情勢の緊迫化などでリスク回避の円買いが強まった
  • ただ、ドル・円は前週末からの下落ペースが速いので、このまま下げ続けるのではなく、109円台を中心としたもみ合いになるのではないか
  • 日本で緊急事態宣言が延長されれば悪材料だが、もともと日本銀行の将来的な利上げ期待は他の主要国と違って全く織り込まれていないので、市場の反応は薄いだろう
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