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故アレン氏のスーパーヨット、305億円で売却希望後に買い手見つかる

  • マイクロソフト共同創業者所有の「オクトパス」は全長126メートル
  • 社会的距離保てるスーパーヨット、超富裕層の間で新たな関心
The superyacht ''Octopus,'' formely owned by the late Paul Allen.
The superyacht ''Octopus,'' formely owned by the late Paul Allen. Photographer: Jason Alden/Bloomberg

米マイクロソフト共同創業者の故ポール・アレン氏が所有していた全長414フィート(約126メートル)のスーパーヨット「オクトパス」が匿名の購入者に売却された。最後に提示された売却希望価格は2億3500万ユーロ(約305億円)だった。

  売却の背景には世界最大級の高級ヨット市場の記録的活況がある。相場上昇による個人資産の急増に加え、超富裕層の間ではプライベートで社会的距離を保てるレジャーとしての新たな関心が高まり、スーパーヨットは新たに建造されたものも中古も前例のない売れ行きだ。

  船舶鑑定サービスのベッセルズバリューによると、今年の1-3月(第1四半期)に売却されたスーパーヨットは219隻と、前年同期の2倍強。購入に動く前にレンタルやチャーターで試すことをかつて好んでいた購入検討者がここにきて飛びついている。低調なこともある中古市場も、特注ヨットの入手に数年待つことを嫌がる客の需要でにわかに活気づいている。

Microsoft Corp. Co-Founder Paul Allen

故ポール・アレン氏

Photographer: Ramin Talaie/Bloomberg

  オクトパスなどの探検用のヨットは特に人気のあるカテゴリー。給油で寄港する必要なく9000マイル(約1万4500キロメートル)を巡航できるため、寄港回数を最小限にし、乗客乗員のウイルス感染リスクを抑えられる。

  オクトパスは当初、2018年のアレン氏死去から約1年後に2億9500万ユーロで市場に売りに出されたことが最初のリストに示されていた。スーパーヨットのブローカーで、フレーザー・ヨット社と共にオクトパスの案件に携わるバージェスの広報担当者は売却を確認したが、それ以上のコメントを控えた。先に売却を報じたスーパーヨット・タイムズによると、新しい所有者はヨット会社キャンパー&ニコルソンズを通じオクトパスを来年からレンタル利用できるようにする意向だという。

  キャンパー&ニコルソンズは取材要請に応じなかった。アレン氏のファミリーオフィス、バルカン・キャピタルはコメントを控えた。

The yacht "Octopus" of Microsoft co-foun

オクトパス

Photographer: Selknam Ush/AFP/Getty Images

原題:
Paul Allen’s Superyacht Finds Buyer After $278 Million Listing (1)(抜粋)

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