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モデルナ製コロナワクチン、2回目接種の半年後も有効性93%

  • 後期段階試験の最終的な分析結果を公表-効果の安定性示す
  • 4-6月期の利益と売上高、市場予想上回る

モデルナの新型コロナウイルスワクチンは、2回目接種の6カ月後も93%の有効性を維持した。同社が5日、後期段階の臨床試験の最終的な分析結果を公表した。同時に発表した4-6月(第2四半期)決算では利益と売上高が予想を上回った。

  モデルナ製ワクチンの2回の接種を済ませた後に、コロナウイルスに対する防御が長い期間にわたって安定していることを示唆する内容となった。有効性は当初の94%をわずかに下回った。

  コロナに対するワクチン効果は衰えていくのではないかとの懸念で、「ブースター」と呼ばれる3回目接種の必要性を巡る議論が巻き起こっている。世界保健機関(WHO)は、途上国の接種が進むまではそうした措置を自制するよう呼び掛けたが、一部の国は高齢者などを対象に既に3回目接種を始めている。

  モデルナの最新の有効性データは医学誌上で公表されたものではなく、同社は詳細を提供していない。

  ワクチン有効性の持続が示唆されたものの、モデルナは変異株への防御を提供し得る補完的なワクチン接種の選択肢を模索している。

  発表資料によると、第2相試験で同社の3つのブースター候補全てがデルタ株やその他変異株に対し「力強い抗体反応」を引き起こした。これらブースターは、現在接種が行われているワクチンの半分である50マイクログラムの用量で試験されている。こちらのデータは公表に向けて医学誌に提出済みという。

  モデルナはさらに、米食品医薬品局(FDA)からコロナワクチンの完全な承認を得るための申請手続きを今月中に完了する見込みだとした。

  4-6月期の売上高は44億ドル(約4830億円)となった。ほぼ全てがコロナワクチンによるものだった。純利益は約28億ドル。希薄化後の1株利益は6.46ドルと、ブルームバーグ集計のアナリスト予想を優に上回った。売上高も予想より若干多かった。

原題:Moderna Shot’s Protection Against Covid Stays Steady for Months(抜粋)

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