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【欧州市況】株は3日連続の最高値、ドイツ債は上げ失いほぼ変わらず

4日の欧州株は続伸し、またも最高値。連続での最高値更新の日数は6月以来で最長となった。企業利益の回復が投資家センチメントを押し上げた。

  ストックス欧州600指数は0.6%高。3日連続で最高値を塗り替えた。テクノロジー、金融サービス銘柄が特に買われた。半導体のインフィニオン・テクノロジーズは、アナリストが同社のファンダメンタルズは依然強いと指摘したことが手掛かりとなり上昇した。エネルギー株は、原油先物の下落が売り材料となり下落した。

  JPモルガン・プライベート・バンクのグローバルストラテジスト、マディソン・フォーラー氏は「明るい企業決算が、新型コロナウイルスのデルタ変異株や中国当局による締め付けに伴うリスクに勝っている」と述べ、「企業利益の伸びはまだ続く見通しだ。この先の投資利益はそれほど大きくはなく、ペースも減速する可能性があるが、力強い企業利益と良好な株式相場のリターンを期待できるとなおみている」と続けた。

European stocks push higher as earnings outweigh China, virus risks

  欧州債はドイツ債がほぼ変わらず。クラリダ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が、米利上げに必要な条件は2022年の終わりまでに達成されているだろうと発言したことを受け、上げを失った。米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合景況指数が市場予想を上回ったことにも反応し、ドイツ債利回り曲線のブルフラット化が緩和された。ドイツ10年債利回りは、欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利であるマイナス0.5%を、2月以降初めて下回る場面があった。

  イタリア債もドイツ債と似た値動きとなり、ほぼ変わらずで取引を終えた。イタリア2年債利回りは一時、初めてECBの預金金利を下回った。

  英国債は変わらず。この日は10年債利回りが一時2月12日以来の低水準に下げる場面もあった。イングランド銀行(英中央銀行)による金融政策発表を5日に控え、同中銀による15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げが織り込まれている時期は2022年6月と、これまでの同年8月から前倒しされた。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.49%
イタリア10年債利回りはほぼ変わらずの0.57%
フランス10年債利回りはほぼ変わらずマイナス0.14%
英10年債利回りは変わらず0.52%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:Bunds Erase Gain After Fed’s Clarida Comments; End-of-Day Curves、

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