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中国のランキングが対米摩擦の中で上昇-日本が1位の「経済の複雑性」

  • 中国の順位は16位、18年の貿易摩擦発生以降に3ランク上昇
  • 日本は19年連続で1位、高い経済成長にはつながらず

中国の輸出品の技術水準が対米貿易摩擦の中で高まったことが、最新のランキングで明らかになった。

  2019年の輸出品の複雑性に基づく中国の順位は16位と、18年の貿易摩擦発生以降に3ランク上昇した。ハーバード大学グロースラボが作成する「経済の複雑性ランキング」が示した。

  ランキングは各国の輸出品の多様性と技術的洗練度および輸出量を測定した指数に基づく。米国は11位。

  中国は米国による関税にもかかわらず、他の国・地域への輸出によって順位を上げることができたと、グロースラボのシニアリサーチマネジャーのティム・チェストン氏が指摘。「中国は電子機器の輸出先を巧みに欧州などに振り替えた」と説明した。

Getting Smarter

China's export complexity ranking gap with U.S. has halved in a decade

Source: Growth Lab at Harvard University

Indexes measure the diversity, technological sophistication and volume of exports

  2019年のデータが先週発表されたばかりで、新型コロナウイルスの影響はまだ織り込まれていないが、中国は輸出が急増したためその後に順位をさらに上げた可能性がある。

  「中国は生産を続けることができたので、複数のセクターで市場シェア拡大を続ける兆候がある」とチェストン氏は付け加えた。

  同ランキングでの上位は必ずしも高成長にはつながらない。日本は19年連続で1位だが、経済成長は低迷している。ランキングそのものよりも輸出品の洗練度と現在の国民1人当たり国内総生産(GDP)のギャップが、将来の成長を示唆する目安になるとグロースラボは分析した。

原題:
China Is Exporting More Sophisticated Products Despite Trade War(抜粋)

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