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ドル・円は109円台前半、米長期金利や株価動向見極め-NZドル上昇

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台前半を中心に推移。新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大などを背景とした米長期金利の低下や株安動向を見極める動きに終始した。ニュージーランドドルは失業率の低下を受けた利上げ観測の強まりで上昇。

  • ドル・円は午後3時28分現在、前日比0.1%高の109円12銭。日中のレンジは108円93銭から109円13銭
    • 3日の海外市場では一時108円88銭と5月26日以来の低水準
  • ニュージーランドドル・ドルは一時、0.7%高の1NZドル=0.7067ドルと約1カ月ぶりの高値

ドル・円は5月以来の安値圏でもみ合い

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • ドル・円はひとまずは109円前後で下げ止まったが、テクニカル的に100日移動平均線や一目均衡表(日足)の雲の下限を下抜けてしまい、まだ下値を探っている状況
  • 米金利も新型コロナの影響もあって流れは下方向で、7月に付けた約5カ月ぶりの低水準で止まるかどうか。ドル・円が下振れしやすい要因に
  • 米国のADP民間雇用者数や雇用統計が予想を上回れば米金利やドル・円は少しは持ち直す可能性があるが、無難な結果なら下方向の流れが続きそうだ

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • ドル・円は株価の下げ幅縮小を受けて下げが一服している
  • ただ、米金融政策の正常化に関する楽観的な見方の後退を背景に米金利が低迷し、ドル・円も下値を試す流れは変わらないだろう
  • ドル・円の目先の下値めどは5月後半に相場を支えた108円60銭前後。さらに地合いの弱さが続けば、5月前半に付けた108円30銭前後を目指す展開も
  • NZドルは失業率の低下を受けた利上げ観測の高まりで上昇

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 米金利の低下傾向はドル・円の上値を相当程度抑えている。ただ、目先は米雇用統計を控えて一方向の動きは考えにくく、10年債利回りで1.1%台半ば-1.2%程度でのもみ合いではないか

背景

  • 日経平均株価の終値は前日比57円安、一時の153円安から下げ幅を縮小
  • 米10年物国債利回りの3日終値は1ベーシスポイント(bp)低下の1.17%程度。きょうの時間外取引でも1.17%台を中心に推移
  • 7月の米ADP民間雇用者数は日本時間の今夜発表される予定。市場予想は前月比68万3000人増
  • NZ失業率が4%に改善、利上げ観測強まる-NZドル上昇
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