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アルファダイン、1635億円損失-債券市場ショートスクイーズで犠牲に

  • 旗艦ファンドの運用成績はマイナス約10%に落ち込んだという
  • 金利上昇とスティープ化の方向に賭ける一連の投資が裏目に出た

米ヘッジファンド運営会社アルファダイン・アセットマネジメントは、グローバル債券市場のショートスクイーズ(踏み上げ)で最大の犠牲を被った投資会社の一つだ。マクロトレーディング戦略を採用し120億ドル(約1兆3000億円)を運用する同社は、金利上昇の方向に賭ける一連の投資が裏目に出た。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、アルファダインは複数のヘッジファンドの資産価値が7月末までに急落し、約15億ドルの損失を出した。旗艦ファンド「アルファダイン・インターナショナル・ファンド」の運用成績はマイナス約10%に落ち込んだという。

  アルファダインはマクロヘッジファンドが公表した損失としては最も大きく、2006年のスタート以降、マクロトレーディング戦略のリターンがマイナスになった年がなかっただけに特に驚きをもって受け止められた。ブルームバーグの集計データによれば、マクロファンド全体の1-6月(上期)の運用成績は平均でプラス6.8%となっており、6月はプラス0.5%だった。

  米国債市場では5年債と30年債の利回り格差が6月の3営業日で25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余りフラット化し、激しい相場変動がピークに達した2020年3月以降で最も大幅な縮小に見舞われた。関係者によれば、アルファダインはイールドカーブのスティープ化の方向にかなりの投資を行い、潮目の変化への反応が遅れた。

  アルファダインの広報担当者は、コメントを控えている。

Long-term Treasury yields plunged in June relative to short-term rates

原題:Hedge Fund Alphadyne Loses $1.5 Billion in Rates Short Squeeze(抜粋)

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