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ソフトバンクG、ロシュの株式を50億ドル相当取得-関係者

更新日時
  • ロシュ最大株主の一つに-ブルームバーグのデータ
  • ジェネンテック部門が過小評価されていると考えている

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ソフトバンクグループがスイスのロシュ・ホールディングの株式50億ドル(約5500億円)相当をひそかに取得したことが、事情に詳しい複数の関係者の話から明らかになった。医薬品開発にデータを活用するロシュの戦略に賭けている。

  ブルームバーグの集計データによると、ソフトバンクグループは今やロシュの最大株主の一つとなっている。

  ロシュの売り上げは最近、新型コロナウイルスの抗体検査試薬の事業で押し上げられている。ロシュ・ダイアグノスティックス部門は、コロナのパンデミック(世界的大流行)にいち早く対応したが、医薬品部門は従来のがん治療薬がより厳しい競争に直面している。

  ロシュの株価は過去1年で8.8%上昇。同じ期間にMSCIワールド・ファーマ・バイオテクノロジー・アンド・ライフサイエンシズ指数は14.7%上げた。

  ロシュの株式には議決権株と無議決権株の2種類がある。議決権株の50.1%は創業家、3分の1はスイスの同業ノバルティスが保有している。ソフトバンクグループがどちらの種類を取得したのかは不明。

  事情に詳しい関係者1人によれば、ソフトバンクグループはロシュの米ジェネンテック部門が大きく過小評価されていると考えている。同部門はデータに基づく創薬と開発に注力している。関係者はいずれも情報の非公開を理由に匿名を条件に話した。

  ロシュは昨年、ジェネンテック研究部門の責任者としてアビブ・レゲフ氏を起用した。計算システム生物学の専門家である同氏は、ハーバード大学などが運営するブロード研究所の中核メンバーだった。

  ロシュは新たなコロナ治療薬やアルツハイマー病薬の開発も進めている。

  ソフトバンクグループはバイオテクノロジーとヘルスケアの分野に一段と注力している。これまでにパシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニアアブセレラ・バイオロジクスサナ・バイオテクノロジーに投資した。

ソフバンクG、バイオテクノロジー上場企業に多額の投資計画-関係者

原題:
SoftBank Is Said to Build $5 Billion Stake in Pharma Giant Roche(抜粋)

(株価動向やジェネンテックに関する情報を追加して更新します)
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