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リターン30%ESGファンド運用者、経営幹部の本気度見抜き成績首位

  • SEBインベスト・マネジメントの女性運用者フォシュベリ氏が語る
  • グリーンウオッシュ増える中、フットワークと細部への眼力が重要に

今年これまでで最も優れた運用成績を収めている環境・社会・ガバナンス(ESG)ファンドの女性運用者は、銘柄を選ぶ上で肝要なのは企業の経営陣との面談を重ねることだと語る。

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  スウェーデンのSEBインベスト・マネジメントの運用者カロリン・フォシュベリ氏は、2つのファンドで30%のリターンを顧客にもたらしている。これは業界平均の2倍を超える運用成績で、欧州と米国、日本を対象にブルームバーグが継続調査する他の全てのESGファンドをしのぐ。

  株式投資で25年のキャリアを持つフォシュベリ氏は、経営幹部らがどういった人物かを知るまでは、その企業の株式を買うことは決してないと話す。対象企業の本社だけでなく製造施設を視察するため各地に赴くのもいとわないとし、自社の持続可能性へのコミットメントについてSEBを説得するのに、パワーポイントを使ったプレゼンテーションで済ませることができると思っている企業は考え直すべきだと述べた。

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カロリン・フォシュベリ氏

Source: SEB Investment Management

  フォシュベリ氏はインタビューで「われわれがしている中で最も重要なのは、企業との数多くの会合だ」と説明。「その会社を取り巻くエコシステム全体を理解することが、非常に重要な強みだ」と話した。

  同氏の投資戦略は必ずしも高度で難しいものではない。「極めてファンダメンタルな分析、ボトムアップのアプローチだ」としており、現場にこまめに足を運ぶことでサプライチェーンがESG関連のリスクにさらされていないかどうかも確認している。

  「多数の企業が新興市場国で事業を展開している。こうした企業がスウェーデンにある本社の外で数多くの課題を抱えていることを、われわれは知っている」と、フォシュベリ氏は語った。  

Sustainability tests that seem to work

  世界的にESG投資が増える中、運用担当者や銀行、事業会社は流れに取り残されまいと必死だ。しかしこの分野では大量の資金が流れ込んでいるのと同時に、環境に配慮しているように見せ掛けたグリーンウオッシュの例も増えており、細部をくまなく調べて実態を見極める力が求められている。

  フォシュベリ氏は、その企業がESGに関する約束を実現できるのかどうか、それを測る上で「最も重要な」テストは「経営幹部らと話すことだ。実際にどの程度、彼らがコミットしているのかを見極めることだ」と述べた。

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原題:
Manager of Top-Performing ESG Funds Relies on C-Suite Test (1)(抜粋)

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