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ソニーと任天堂、ゲーム巣ごもり需要減退で前年割れの公算-4~6月

  • 純利益はソニーが30%超、任天堂が22%それぞれ減少か-アナリスト
  • 前年度はコロナ禍が大きな巣ごもり需要を生み出した

家庭用ゲーム機を手掛けるソニーグループ任天堂について、アナリストは新型コロナウイルス禍に伴う巣ごもり需要の減退を要因に、4-6月期(第1四半期)の業績は前年同期の実績を下回るとみている。

  ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均によると、第1四半期の純利益は前年同期比でソニーが30%超、任天堂が約22%、それぞれ減少する見込みだ。

  ソニーの株価は年初来で約11%上昇しているが、7月に有機ELパネルを搭載した「スイッチ」の新型モデルを発表した任天堂は約14%の下落となっている。ソニーは4日、任天堂は5日に決算を発表する。

  ライバルの米マイクロソフトは7月27日に発表した決算で、Xbox事業のソフト・サービスの成長が鈍化した。特にサードパーティー製のゲームソフトが影響を受けており、同じソフトを用いるソニーにも同様の現象が起きる可能性を示唆している。

  昨年11月に発売されたソニーの「プレイステーション(PS)5」は、7月18日時点で累計販売1000万台を達成した。シティグループ証券の江沢厚太アナリストは、ソニーのPS5の生産体制の改善について説明があることを期待していると述べた。

Step by Step

Switch sales in Japan show signs of slow weakening

Source: Famitsu

  任天堂の古川俊太郎社長は5月の決算会見で、スイッチのゲーム機本体は旺盛な需要により必要な数量を生産できない状況にあると述べていた。ただ、スイッチは世界の主要小売店で買いやすくなっており、5年目を迎えたゲーム機の需要がピークを過ぎた可能性がある。

  ゲームソフトについても「あつまれどうぶつの森」のようなヒット作はなかった。昨年の第1四半期には、どうぶつの森が1060万本を販売し、100万本以上のミリオンタイトルも9本あった。

  ジェフリーズ証券のアナリスト、アツ-ル・ゴヤール氏は、任天堂の第1四半期決算について「あまり大きく期待していない」と指摘。「周期的な収益のピークに近づいているか、すでに超えているかも知れない」とみている。

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