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五輪選手の新型コロナ感染は抑制、東京都の感染者急増でも

  • 都内の感染者数は過去最高、周辺3県にも緊急事態宣言
  • 五輪関連の感染者、選手以外の大会関係者が大半占める

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東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者数が感染力の強いデルタ株の影響で急増しているが、東京五輪関係者の感染はこれまでのところ比較的抑制されている。

  東京五輪・パラリンピック組織委員会が2日公表した資料によると、新型コロナに感染した大会関係者は276人だった。このうち1万1000人以上が参加している選手の感染者は24人にとどまる。大会関係者に40万回以上実施されたPCR検査の陽性率はわずか0.02%だ。

大会関係者の新規感染者数

急増する東京都内の新規感染者に比べ少ない

出所:東京五輪・パラリンピック大会組織委員会

  国際オリンピック委員会(IOC)広報担当のマーク・アダムス氏は2日、「選手と大会関係者、一般の人々の間には隔たりがある」と記者団に語った。東京大会では外部との接触を遮断する「バブル方式」を採用しており、 「リスクをゼロにすることはできないが、可能な限りそのリスクを減らすことができる」との見方を示した。

  感染が確認された大会関係者のうち、最も多いのは大会業務を委託する事業者らの144人、次いでIOC関係者らの83人だ。組織委員会は、より詳細な感染状況については公表していない。

選手を含めた大会関係者の感染者数は増加傾向

出所:東京五輪・パラリンピック大会組織委員会 (単位:人)

Note: Data as of August 2

  大会関係者の感染動向は、7月31日に過去最大の4058人の感染者を記録した東京都内での急増とは対照的だ。大都市圏を中心に感染の急拡大が見られる中、政府は東京都と沖縄県に発令中の緊急事態宣言を8月末まで延長するとともに、神奈川、千葉、埼玉の首都圏3県と大阪府を対象地域に追加した。

新規感染者4000人超え

大会期間中に過去最高を更新

出所:東京都

  東京都の陽性率は7日間平均が19.5%(7月30日時点)と、7月中にほぼ4倍に上昇した。高齢者へのワクチン接種を先行する中、20-30代の若年層中心に感染が急拡大。7月の入院者数は月末までに倍増して3000人を超え、病床使用率は50%に迫っている。

過去1カ月で約4倍に上昇

出所:東京都

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