コンテンツにスキップする

アリアンツ、米司法省の調査が利益著しく損なう恐れ-年金基金も提訴

  • SECと司法省がストラクチャード・アルファ・ファンドの調査開始
  • 解決金の額は想定できず、現段階で引当金の評価行っていないと説明

欧州最大の保険会社であるドイツのアリアンツは、「ストラクチャード・アルファ・ファンド」への米司法省の調査に伴い、同社の利益が著しく損なわれる恐れがあると注意喚起した。同ファンドを巡っては、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)初期段階だった2020年に損失を被った投資家が、十数件の訴訟を起こした。

  この件で昨年調査を開始した米証券取引委員会(SEC)および司法省にアリアンツは協力しており、独自の調査にも着手したという。

  アリアンツは1日の発表資料で、「ストラクチャード・アルファ・ファンドに関係する問題が、アリアンツ・グループの将来の業績に著しく影響を及ぼしかねないリスク」を執行役会は認識しているとしながらも、制裁金を含む解決金の額は確実に想定できず、現段階で引当金の評価は行っていないと説明した。

  パンデミック初期の相場下降局面での資産運用に問題があったと主張し、ミルウォーキー市年金基金やアーカンソー州教職員退職年金基金、ブルークロス・アンド・ブルーシールド、シカゴ・トラック運転手年金などの投資家がアリアンツ傘下のアリアンツ・グローバル・インベスターズ(GI)を提訴した。

  アリアンツGIは今年2月にマンハッタンの連邦裁判所で、原告はハイリスクのプライベートファンドを承知の上で選択した事情に精通した投資家だと反論していた。

原題:Allianz Says U.S. Investigation Could Materially Hurt Results(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE