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ドイツ銀、米国のウェルスマネジメント事業で幹部流出相次ぐ-関係者

  • 少なくとも幹部10人、多数の若手が退社-シカゴ拠点の事業は閉鎖
  • 需要高い顧客担当、一部は他行が引き抜き-コスト削減による解雇も

ドイツ銀行は過去1年に、米国のウェルスマネジメント事業で相次ぐ幹部流出に見舞われた。クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)はうま味のある富裕層向けビジネスを、経費を抑えながら拡大しようとしているものの厳しい一面が明らかになった。

  事情に詳しい関係者によると、米国のウェルスマネジメント事業全体で、少なくとも10人の幹部と多数の若手が同行を去った。また、ドイツ銀はシカゴを拠点とした富裕層事業を閉鎖したと、非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べた。

No Growth

Deutsche Bank's U.S. wealth unit has failed to attract more money

Source: Company filings

Note: DB stopped disclosing Americas AUM in 2Q 2021

  顧客担当人員は需要が高く、競合他社に引き抜かれた行員もいるが、一部はドイツ銀のコスト削減のために解雇された。一方でドイツ銀も採用を進め、中南米と米国で7人のプライベートバンカーを採用した。しかし、顧客との関係が資産獲得の鍵となる事業であり、幹部人材の入れ替わりはマイナスになり得る。

  ドイツ銀の米州ウェルス部門の預かり資産は3月末に290億ユーロ(約3兆8000億円)で、3年前とほぼ変わらず。株式相場上昇で預かり資産を過去最高に増やした競合他社もある。

  ドイツ銀の広報担当者はコメントを控えた。

原題:
Deutsche Bank Struggles With Slew of Departures in U.S. Wealth(抜粋)

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