コンテンツにスキップする

日経平均株価配当、S&P500より有望で日本株魅力

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

日本株の配当見通しは他国の主要市場よりも速いペースで改善しており、感染拡大が繰り返される新型コロナウイルス禍と制約下での東京五輪によって沈んでいたセンチメントが上向く可能性がある。

  アナリストや先物トレーダーは日経平均株価の2022年の配当見通しをS&P500指数を上回るペースで上方修正している。一方で香港ハンセン指数の見通しは引き下げが見られる。ブルームバーグモデル予想によれば、日本株のうち1年配当利回りでは金融セクターが突出している。

  ブルームバーグ機能を使用して主要指数の22年の配当見通しを追跡する。EQ機能で増配の可能性が十分にある銘柄を識別する。

JPbank1

ラインチャートで各株価指数の22年予想配当を比較

  22年配当予想の年初来のトレンドを比較する方法は以下の通り:

  • コマンドラインに「gp nky ytd」と入力し、<GO>キーを押す
  • 「データを追加」ボックスに「nikkei dividend」と入力し、「MNDZ2 Index - Nikkei Dividend Dec 22」を選択
  • 赤色のツールバーにある[編集]から「銘柄&データ」を選択。「シリーズの追加」ドロップダウンメニューから「新パネルへ」をクリック。「銘柄」欄に「hang seng」と入力して「パネル2」に「HSI Index - 香港ハンセン指数」を追加。再び「シリーズの追加」ドロップダウンメニューから「パネル2」を選択し、「hsi dividend」と入力して 「DHSZ2 Index - HSI Dividend Point Index Dec22」を選択。同様に「パネル3」に「SPX Index - S&P500種」と「ASDZ22 Index - S&P 500 Annual Dividend Index Futures Dec22」を追加。「軸」はすべて「右1」に設定
  • NKY Index、HSI Index、SPX Indexの「データシリーズ」の欄に「best dps」と入力して「BE010 - ブルームバーグコンセンサス(BEst)1株当り配当」を選択。[更新]ボタンをクリック
  • 再びツールバーの[編集]から「標準化」を選択。3つすべての「標準化パネル」をクリックし、ドロップダウンメニューで「変動率」を指定。[更新]ボタンをクリック
  • 22年の配当予想を確認するには、画面右上の「チャートを編集」をクリックし、NKY指数の下にある「Best DPS」の隣の鉛筆アイコンをクリック。[データ設定]ボタンをクリックし、「ローリング相対予想」の下にある「直近(1)」を「翌(2)」に変更。ウィンドウ下部にある「全Best DPSシリーズにオーバーライドを適用」にチェックマークを付ける。[閉じる]ボタンをクリック。[更新]ボタンをクリック

  アナリスト(白色)とトレーダー(青色)は、日経平均株価の22年配当見通しを楽観視しており(上部パネル)、それぞれ16%と11%上方修正している。対照的に、香港ハンセン指数(中央パネル)は配当見通しが引き下げられ、S&P500種指数(下部パネル)では若干上方修正されている。

  ウォッチリスト分析機能で TOPIX(東証株価指数)のセクター別配当見通しを確認する方法は以下の通り:

JPBank2

WATC機能でセクター別配当利回り予想を追跡

  • コマンドラインに「topix」と入力し、「TPX Index - TOPIX(東証株価指数)」を選択。再びコマンドラインに「watchlist analytics」と入力し、「WATC - ウォッチリスト分析」を選択グレーの[評価]タブで「配当分析」サブタブをクリック
  • 「分類」で「BICSセクター」を指定
  • 「12カ月予想利回り」をクリックして降順に並べ替え
  • 赤色のツールバーにある[設定]をクリックし、「画面用設定」の後に「一般」を選択。「ウォッチリスト集計」を「時価総額加重平均」に設定

  12カ月予想配当利回りでは、4.2%の金融株とエネルギー株がトップで、公益事業株、原材料株が続いている。TOPIX全銘柄の平均配当利回り予想は2.1%。

  配当余地が高いTOPIX銘柄を検索する数式の作成方法は以下の通り:

JPBank3

EQS機能で数式を作成し金融株の配当余地を算出

  • コマンドラインに「equity screening」と入力し、「EQS - 株式スクリーニング」を選択
  • 「スクリーニング条件」の「セクター」をクリック。「金融」を選択して[更新]ボタンをクリック
  • 再び「スクリーニング条件」の「指数」をクリックして「TPX」と入力し、「TOPIX Index - TOPIX(東証株価指数)」を選択
  • 赤色のツールバーにある[数式]をクリック
  • アンバーの「項目」欄に「best eps」と入力して「ブルームバーグコンセンサス(BEst)EPS」を選択し、次のボックスで「ブレンド向こう12カ月」を選択。<GO>キーを押す。この項目のコードが下の数式欄に表示される
  • 「*100/ 」を数式に追加
  • 再び「項目」欄に「price」と入力して「価格」を選択すると表示されるドロップダウンメニューで「1日前」を指定。<GO>キーを押す
  • マイナス記号「-」を数式に追加
  • さらに「項目」欄に「dividend yield」と入力し、「予想配当利回り(ネット)」を選択。<GO>キーを押す
  • 「$BE008[ftm]*100/$PX443:D-1-$DV012」と表示される
  • ウィンドウ右下の[保存&使用]をクリック。「headroom finance」と名前を付けて[名称]をクリック。次のアンバー欄で「> - より上」を選択し、「5」と入力して<GO>キーを押す
  • 再びアンバー欄に「dividend yield」と入力して「配当予想利回り(ネット)」選択。条件を「> - より上」に設定し、「4」と入力して<GO>キーを押す
  • 赤色ツールバーにある[アクション]ボタンをクリックして「名前を付けて保存」を選択し、「JPheadroom」と名前を付ける
  • 赤色のツールバーにある[バックテスト]をクリック

  これにより、予想配当利回りが4%を超え、予想収益利回りと予想配当利回りとの差が5%を超えるTOPIX金融株に対してバックテストが実行される。

JPBank4

EQS機能で過去の配当戦略実績をバックテスト

  • 「株式バックテスティング:モデル・ビルダー」の画面で「分析期間」をクリックし、最初にある「スタート日」欄に「5」と入力。「リバランス頻度」を「四半期」に設定。ウィンドウ下部の[更新]ボタンをクリック。これにより、株式スクリーニング・ランキングが四半期ごとに実行され、仮想ポートフォリオがリバランスされる
  • 「分析パラメータ」をクリック。「ウエート・スキーマ」を「均等」に設定。「ベンチマークを使用」の左側にチェックマークを入れる。右側の欄に「tokyo stock exchange」と入力して「TPX Index - TOPIX(東証株価指数)」を選択。「通貨」を「日本円」に変更。画面下部の[更新]ボタンをクリック
  • 画面右下にあるグレーの[モデル実行]ボタンをクリック
  • この分析モデルに名前を付ける。[保存]ボタンの後、[OK]をクリック
  • バックテストが完了すると、MSG経由でメッセージが送付される。添付ファイルをクリックし、結果を表示

  配当余地が5%、配当利回りが4%をそれぞれ超える日本の金融株を選定した戦略の過去5年間の利回りは134%と、TOPIX銘柄全体の75%を上回る。画面左上の[銘柄分析]タブをクリックし、「前」の列をクリックして並べ替える。三菱UFJフィナンシャル、三井住友フィナンシャル、みずほフィナンシャルのメガバンクは、この戦略での選定銘柄として今回新たに追加されている。

関連情報は以下を参照:

  • More Shareholders’ Return Could Boost Japan Broker Valuations
  • Dividend Futures Bullish on Europe Bank Payouts as Analysts Lag
  • 中国で高配当株が優勢、債券デフォルトやIT企業規制を恐れ

(協力:佐藤円裕、東京オフィス)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE