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米政府、中国での外国人記者への嫌がらせや脅迫に懸念表明

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米政府は29日、中国で外国人ジャーナリストが嫌がらせや脅迫を受けているとし懸念を表明した。

  国務省のプライス報道官は声明で、外国メディアの取材を支持すると表明している中国の言行が一致していないと指摘。「中国の政策に批判的だと見なすニュースに対して、国営メディア経由で展開する辛辣なレトリックがネガティブな国民感情を引き起こしている」とコメントした。

  また、そうしたレトリックが「職務を純粋に遂行しているジャーナリストへのオンライン上での誹謗(ひぼう)中傷や殺害の脅しなど、強く直接的な敵対や嫌がらせを招いている」との見方を示した。

  ブリンケン国務長官はツイッターで、この問題に関して中国側に改善を要求。シャーマン国務副長官も天津で今週行われた中国側との会談で、「ジャーナリストの安全を確保し自由な報道を可能にする」よう求めたとプライス報道官は説明した。

  一方、中国外務省の趙立堅報道官は29日開いた定例記者会見で、国内で取材している外国人ジャーナリストの権利は「全面的に守られている」と反論。河南省の豪雨被害を取材した外国人記者が嫌がらせを受けたとの報道を非難しない代わりに、英BBCなどの報道姿勢を批判。「中国を中傷するものであり、職業倫理に反している」と主張した。

  趙報道官は30日の記者会見で、ブリンケン長官とプライス報道官のコメントは「事実をゆがめ、正誤を混同し、根拠のない主張で中国に圧力をかけるのが狙いだ」などと述べた。

原題:U.S. Accuses China of Provoking Harassment of Foreign Reporters(抜粋)

(最終段落に中国外務省が行った30日の記者会見を追加して更新します)
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