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クレディS、投資銀の最高リスク責任者が退社へ-アルケゴス調査受け

  • ラルフ・ハフナー氏は来月末にクレディ・スイスを去る-関係者
  • システムはリスクを認識も、シグナルは組織的に無視されたと報告書

クレディ・スイス・グループの投資銀行部門で最高リスク責任者(CRO)を務めたラルフ・ハフナー氏が退社する。同行はアルケゴス・キャピタル・マネジメント問題を巡る調査で、アルケゴス破綻前に警戒信号に対応しなかった行員に責任があるとの結論に達した。

  事情について説明を受けた関係者1人によると、ハフナー氏は来月末にクレディ・スイスを去る。リンクトインのプロフィルによると、ハフナー氏はゴールドマン・サックス・グループに20年余り在籍した後、昨年クレディ・スイスに加わった。

  クレディ・スイスが法律事務所ポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソンに委託した調査報告によると、同行のシステムはリスクを正しく認識したものの、「リスクに対する姿勢が怠慢」なプライムサービス部門がこうしたシグナルを「組織的に無視」したという。報告書は個人名を明らかにしていないが、投資銀行部門のCROがアルケゴスを巡る問題を上司に上げていなかったようだと指摘した。

  報告書は、投資銀行部門のリスク責任者が国際事業でも同じ役割を兼任していたため、それによってアルケゴス破綻前に注意がそらされた可能性があると分析した。

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  ハフナー氏はコメントを求める電子メールに直ちに返答しなかった。同氏の退社については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が29日、先に報じていた。

原題:Credit Suisse Risk Officer to Exit After Bank’s Archegos Report(抜粋)

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