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米GDP、4-6月速報値は予想下回る6.5%増-個人消費は急増

更新日時
  • GDP市場予想8.4%増、1-3月改定は6.3%増-個人消費11.8%増
  • コアPCE価格指数は前期比年率6.1%上昇-1983年以来の高い伸び

米国の4-6月(第2四半期)の経済成長は市場予想を下回った。サプライチェーンの制約が経済全体に影響し、政府支出や住宅投資、在庫が伸びを抑制した。

キーポイント
  • 4-6月の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率6.5%増
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は8.4%増
    • 1-3月(第1四半期)は6.3%増
      • 6月発表時の6.4%増から改定された
U.S. economy expanded at a slower-than-expected 6.5% pace in the second quarter

米GDP増減率(季節調整済み年率)

出所:米経済分析局、ブルームバーグサーベイ

  米経済の最大部分を占める個人消費は前期比年率11.8%増加し、市場予想も上回った。

  インフレ調整後のGDPは年率換算で19兆3600億ドル(約2130兆円)と、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる前のピークを上回った。

  在庫は1.1ポイント、住宅投資は約0.5ポイントそれぞれマイナスに寄与した。

  ワクチン接種が進んで経済活動の再開が広がり、政府支援もある中で、消費者は外食などのサービス支出を増やす機会とそのための資金を手にしている。4-6月はサービス分野がプラス5.1ポイントの寄与となった。財への支出も引き続き堅調だった。

  ただ、供給面と労働面の制約が長期化している上に、今後は連邦政府の支援も徐々に縮小するため、先行きは困難も予想される。第2四半期の貯蓄率は10.9%と、第1四半期の20.8%から低下。パンデミックの間に積み上がった現金が支出に回っている状況が浮かび上がったが、デルタ変異株の急速なまん延で見通しにはリスクもある。

  事業者は急増した繰り越し需要への対応に苦慮している。その影響で物価は大幅に上昇し、最近の賃上げによる効果が一部損なわれている状況だ。米金融当局が注目する食品とエネルギーを除くコアの個人消費支出(PCE)価格指数は、4-6月に前期比年率で6.1%上昇と、1983年以来の大きな伸びを記録した。

  • 統計表

原題:U.S. GDP Trails Forecast Even as Consumer Spending Surges(抜粋)

(第5段落以降に詳細を追加して更新します)
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