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きょうの国内市況(7月29日):株式、債券、為替市場

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●日本株反発、米早期利上げと中国規制への懸念が後退-電機や精密高い

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  東京株式相場は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げ時期はしばらく先になるとの認識を示し、金利上昇への不安が後退した。中国政府による規制強化への懸念が和らいだことも投資家心理を後押しした。開示が本格化する企業業績への期待も出て、電機や精密機器などが高くなった。ウーバー株の一部売却が報じられたソフトバンクグループの上げも目立った。半面、国内で新型コロナウイルス感染者が急増していることへの懸念が株価への重しとなった。

  • TOPIXの終値は前日比7.78ポイント(0.4%)高の1927.43
  • 日経平均株価は200円76銭(0.7%)高の2万7782円42銭

JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • FOMCを無難に通過した安心感、中国の規制強化への懸念が和らぎリスクを取りやすくなったこと、半導体や自動車など日本企業の好決算を好感した
  • こういう好材料があっても、国内の感染状況がまだ厳しく悪材料が出尽くす状況にはまだ至っておらず上値を抑えた

東証33業種

上昇率上位精密機器、海運、電機、金属、情報・通信、ガラス・土石、非鉄金属、機械
下落率上位陸運、空運、食料品、倉庫・運輸、小売業、水産・農林、建設

●超長期債が上昇、FOMC通過と需給改善でー中長期軟調でフラット化

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  債券相場は超長期債が上昇。前日の米連邦公開市場員会(FOMC)とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長会見が予想範囲内の内容におさまる中、需給が改善傾向にある超長期ゾーンに買い圧力が掛かった。一方、中長期債や先物は上値が重く、利回り曲線がフラット(平たん)化した。

  • 新発30年債利回りは0.635%、新発40年債利回りは0.725%と、それぞれ前日比0.5ベーシスポイント(bp)低下
  • 新発10年債利回りは0.015%、新発5年債利回りはマイナス0.125%と、いずれも0.5bp上昇
  • 長期国債先物9月物の終値は3銭安の152円32銭。米長期金利低下の流れを引き継いで小高く始まった後は売りが優勢となり、午後には一時152円29銭まで値を下げた

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • FOMCは雇用情勢や物価指標から経済の判断が前進する予想はあった上、おそらく年末ごろのテーパリング開始という時間軸も変わらず、大きなインパクトは及ぼさなかった
  • 超長期ゾーンは今週の40年債入札で投資家の需要を確認し、しばらく供給イベントもないため、需給環境が少し改善している
  • 一方、割高になっている先物は、中期ゾーンから多少押し戻されており、先物が甘くなると長期ゾーンの上値も厳しくなる

2年国債入札

  • 最低落札価格は100円25銭5厘と、市場予想と一致
  • 応札倍率は4.19倍、前回は4.29倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は8厘、前回は3厘

●ドル・円下落、中国株高・人民元高からのドル売りが波及-109円後半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半で軟調に推移。中国当局が自国企業の米市場上場を今後も容認するとの一部報道を受けた中国株高が人民元高・ドル安につながり、ドル売り圧力がドル・円にも波及した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派的な姿勢は米金利とドルの重しとなっている。

  • ドル・円は午前3時40分現在、前日比0.2%安の109円75銭。朝方に付けた109円95銭を高値に一時109円68銭まで下落
  • ブルームバーグのドル指数は0.2%低下の1140.07。前日もFOMC後に0.2%安で終了

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • ドル・円が午後に下げたのは、中国当局が自国企業の米国市場への上場を今後も認めるとの一部報道がきっかけ。リスクオフの後退による中国株の上昇が人民元高・ドル安につながり、ドル・円にもドル売り圧力が波及した
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は完全に想定の範囲内。テーパリング議論は始めているが、インフレは一時的とし、雇用情勢の改善を見極めていく姿勢。金融政策の正常化の前倒しを織り込めないので、米金利とドルの支援材料にはならない
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