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中国発の混乱、市場は今週の共産党トップ会合注視-次の焦点も探る

  • 中国の規制、ミクロレベルでの厳格化が続くとの見方
  • 次の焦点は医療サービスと高齢者介護事業の価格設定か

中国政府の規制に端を発した金融市場の混乱を受け、痛みがさらに広がるのか、中国人民銀行(中央銀行)が支援に乗り出すのかを見極めようとチャイナウオッチャーたちは週内に開かれる共産党中央政治局会議に注目している。

  7月の政治局会議は通常、年前半の経済情勢を振り返り、年内の政策課題について優先順位を定める。だが教育事業やテクノロジー企業、不動産業界に対する統制を強める政府による一連の政策見直しで金融市場が混乱に陥ったことから、今回の会議はこれまで以上に大きな意味を持つ。

Hang Seng Index remains on the brink of a bear market

  マッコーリー・グループの中国経済責任者、胡偉俊氏は電話インタビューで、「マクロレベルの政策は末端で緩められる可能性があるものの、ミクロレベルでは激しい規制の厳格化が続くだろう」と述べた。政治局はインターネットのプラットフォーム企業規制と独占禁止対策強化に関する従来声明を繰り返す公算が大きいとの見方も示した。

  コメルツ銀行の新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏(シンガポール在勤)によれば、習近平総書記(国家主席)が主宰する政治局会議は一般的には特定セクターを名指しすることはないが、新たな文言や具体的な問題を示す言葉遣いがあれば、今後の取り締まりの前触れとなる可能性もある。

  実際に今年4月の政治局会議で優良な通学区域での住宅投機を阻止する方針が示されると、政府はすぐに主要都市で不動産相場を落ち着かせる措置を強化した。

次の焦点

  スタンダードチャータードの大中華圏・北アジア担当チーフエコノミスト、丁爽氏(香港在勤)は「規制措置の大部分は、資本の投機が一般国民の利益を犠牲にして少数の人々を富ませた産業に関するものだ」と指摘。教育と不動産に加え、政策改革の次の焦点は国民生活にとって重要な医療サービスと高齢者介護事業の価格設定になるかもしれないと予想した。

  また矢継ぎ早に打ち出した政策で投資家の信頼感を損ねた中国政府はその修復に努める必要もあり、アナリストらはそうした兆候を政治局会議で探ることになる。

  「規制は秩序立って実施されると会議で強調されれば、少なくとも一時的に市場の地合いを改善させる助けになり得る」と丁氏は語った。

China's central bank surprised market by cutting required reserves

原題:Markets Glued to China’s Politburo Meeting for Policy Clues (1)(抜粋)

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