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米企業のオフィス復帰計画が一変、感染再拡大やマスク着用指針で

  • グーグルとリフトは職場復帰を延期、ツイッターは拠点を再閉鎖
  • ワクチン接種義務化の動き広がる、加州やNY市に続きグーグルも

新型コロナウイルス感染の再拡大とマスク着用推奨の復活が、米企業の業務正常化計画を妨げている。

  グーグルは28日、公式のオフィス復帰を10月中旬に延期し、オフィス勤務の従業員にワクチン接種を義務付けると発表した。リフトは復帰日を来年2月に先送り。ツイッターは最近再開したオフィスを閉鎖した。アップルは米国内店舗の大半でマスク着用を義務付ける。ウォルト・ディズニーはフロリダ州とカリフォルニア州のテーマパークでマスク着用を再度義務化する。

  ワクチン接種でオフィス復帰や業務正常化ができるとみられていた中で、感染者数が急増しワクチン接種が鈍化したことで米企業は再び、新型コロナウイルス対応に苦慮する状況に置かれた。ワクチン接種済みの従業員でさえも、伝染性の強いデルタ変異株へのブレークスルー感染(ワクチン接種後の感染)やワクチン未接種の子どもへの感染拡大、経済活動の幅広い混乱といった懸念を強めている。

  雇用主の間では、ワクチン接種の義務化で対応する動きも一部みられる。カリフォルニア州とニューヨーク市は職員に接種を義務付け始めており、ニューヨーク州とバイデン政権も職員に同様の措置を講じることを検討中で、こうした動きは今週に入り広がりを見せている。

  フェイスブックも28日、グーグルと同様にオフィス復帰する従業員にワクチン接種を義務付けると発表した。ワシントン・ポスト紙は27日、従業員がオフィスに9月に復帰する際にはワクチン接種証明を見せることが雇用条件になることを明らかにした。

  ウォール街の金融機関は比較的積極的なオフィス復帰計画を示しているが、米疾病対策センター(CDC)の新たなマスク着用指針を受けても方針の見直しをまだ公表していない。今夏にオフィス復帰を命じたJPモルガン・チェースとゴールドマン・サックス・グループは、ワクチン接種完了の証明がある従業員のマスク着用は不要としている。

  オフィスセキュリティー会社カッスル・システムズがまとめた10都市の指数によれば、米国の労働者のオフィス復帰割合は7月21日時点で約35%と、6月初めの29%から上昇した。多くの企業は大部分の学校が対面授業を再開し親が出社しやすくなる9月に従業員の職場復帰を本格化させる計画を示している。

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原題:Virus Surge Upends Plans for Getting Workers Back to Offices (1) (抜粋)

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