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フォード半導体不足も予想外利益、見通し上方修正-新車値上がり貢献

  • 通期の調整後EBIT予想を90億-100億ドルに約35億ドル引き上げ
  • 7-12月(下期)の販売台数が約30%増加するとの見通しも示した

米自動車メーカーのフォード・モーターは4-6月(第2四半期)決算で、世界的な半導体不足の影響を受けながらもアナリストの予想外の利益を計上した。ディーラー在庫で希少となっているモデルの価格上昇が貢献した。

  フォードは28日発表の決算で、通期の調整後EBIT(利払い・税引き前利益)予想を90億-100億ドル(約9900億-1兆1000億円)に引き上げた。約35億ドルの上方修正となる。7-12月(下期)の販売台数が約30%増加するとの見通しも示した。

  4-6月のEBITは11億ドルとアナリスト予想の1億6700万ドルを大きく上回った。ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)が「驚異的」と表現する水準まで新車価格が高騰する状況が、半導体不足の影響を打ち消した。調整後1株損益はアナリスト予想では5セントの赤字だったが、予想外の13セントの黒字を計上した。売上高は前年同期比38%増の268億ドル。アナリスト予想は230億ドル
だった。米市場での販売が好調だった。

  フォードはルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で発生した火災の影響で競合他社以上に半導体不足に苦しんだ。それでもファーリーCEOは先月時点で、4-6月の業績はEBITが19億ドルの赤字だった前年同期から大きく改善されるとしていた。

原題:Ford Posts Surprise Profit as Pricey Cars Overshadow Chip Crisis(抜粋)

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