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フェイスブックが成長鈍化見込む、広告で「逆風」に直面-株下落

更新日時
  • アップルの新ルールがデータ収集に響くなどとして慎重な見方示す
  • 4-6月の売上高と利益はともに増加、市場予想も上回る

フェイスブックが28日発表した4-6月(第2四半期)決算で売上高と利益はともに増加したが、今後について同社は慎重な見方を示した。アップルの新ルールがモバイル端末でのデータ収集に響くほか、コロナ禍を追い風とした広告の伸びが鈍化し、成長が停滞する可能性があるとしている。

  同社は「規制およびプラットフォームの変更を受けて、2021年はターゲティング広告で逆風」に直面していると説明した。これを受けて株価は時間外取引で一時5.2%下落した。  

  発表資料によると、4-6月期の売上高は56%増の291億ドル(約3兆2000億円)と、ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均279億ドルを上回った。旗艦ソーシャルネットワークの1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は19億1000万人で、予想に合致した。米国とカナダのユーザー数は前期比横ばいだった。

  この日の株価下落は、人々がスマホやパソコンに費やす時間が減ることで、コロナ禍で見られた力強い売上高の伸びとユーザー拡大ペースが鈍化するのではないかとの投資家の懸念を反映。

  同社は「iPhone(アイフォーン)」上のデータ収集に関するアップルの新たな制限によって、ターゲティング広告を売り込む能力が損なわれ、今後の成長が抑えられる恐れがあると投資家に警告してきた。このルールはアプリのメーカーによる追跡についてユーザーに明確な許可を求める内容。ターゲティング広告は、特定の集団向けの販売促進を目指す大手ブランドや中小企業との取引でフェイスブックが優位に立つ重要な手段となっていた。

  ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均では、今後2四半期の売上高はそれぞれ32%、20%の増加が見込まれている。

  デービッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)は発表資料で「成長加速の流れが一服し、21年第3、第4四半期は全体の売上高の伸びが前年同期比で連続的に大きく減速すると見込まれる」と指摘した。

  4-6月の純利益は104億ドル(1株当たり3.61ドル)と、前年同期から2倍余りに増えた。1株利益の市場予想平均は3.02ドルだった。

原題:Facebook Says Apple Ad-Tracking ‘Headwinds’ Will Slow Growth (2)
(抜粋)

(4段落目以降に背景などを追加して更新します)
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