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マイクロソフト4-6月は予想上回る-アジュール懸念で株価下落

更新日時
  • クラウドコンピューティング事業の売り上げ鈍化が示された
  • アジュールはアマゾンやグーグルとの厳しい競争に直面

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マイクロソフトが27日発表した4-6月(第4四半期)決算では、売上高と利益が市場予想を10四半期連続で上回った。ただクラウドコンピューティング事業「アジュール」の成長鈍化懸念が広がり、株価は時間外取引で一時約2.6%下落した。

  発表資料によると、4-6月期の売上高は21%増の462億ドル(約5兆700億円)。ブルームバーグ集計のアナリスト予想は443億ドルだった。 純利益は165億ドル(1株当たり2.17ドル)。アナリストの1株利益予想は1.92ドル。

  同社の時価総額は今や2兆ドルを超えており、株高を受けて業績が予想を大幅に上回ることが市場で期待されていた。アジュールの売上高は4-6月期に51%増えたが、為替変動で一部膨らんだため市場では失望感も広がった。そうした押し上げ効果を除くと45%増となり、前期からの売り上げ鈍化が示された。アジュールは着実に伸びているが、法人向け大型契約でアマゾン・ドット・コムやアルファベット傘下グーグルとの厳しい競争に直面している。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、マーク・モードラー氏は「アジュールが減速しているなら喜ばれない。順調な日々は終わったと心配されている。アジュールがアマゾンのように大きくなることはないと懸念されているようだ」と語った。

  アジュールの売上高はこれに先立つ2四半期で為替変動を考慮しないベースで50%増えていた。1-3月(第3四半期)は為替変動を考慮した場合、46%の増加だった。

Microsoft Azure revenues continue to slow

  エイミー・フード最高財務責任者(CFO)はインタビューで、アジュールの業績は自身の予想を上回ったとし、アジュールや「オフィス」などを含めたクラウド事業全般で需要は引き続き堅調だと述べた。

  コマーシャルクラウド事業の売上高は36%増の195億ドルに達した。ソフトウエア「オフィス」を中心とするプロダクティビティー部門の売上高は147億ドルと、市場予想平均の140億ドルを上回った。

  アジュールやサーバー用ソフトウエアを含むインテリジェント・クラウド部門の売上高は174億ドルで、これもアナリスト予想(164億ドル)を超えた。

  基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やノートパソコン(PC)・タブレット端末「サーフェス」、ゲーム機「Xbox」などを含むモア・パーソナル・コンピューティング部門の売上高は141億ドル。市場予想は139億ドルだった。PCメーカー向けウィンドウズ売上高は3%減少した。コロナ禍で在宅勤務が広がった前年同期にノートPCの販売が急増した反動が出た。

  一方、Xboxの売り上げは2倍余りに膨らんだ。ただ世界的な半導体不足が販売の制約となっている。

  フードCFOによると、サーフェスなどにも部品不足が響いている。サーフェスの売上高は20%減った。半導体などの部品不足の影響は7月からの新年度も続くと同CFOは予測している。

原題:Microsoft Sales, Profit Gain; Shares Drop on Azure Concern (2) (抜粋)

(部門別の売上高内訳などを追加して更新します)
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