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中国株や人民元急落、当局の締め付けによる影響-外国勢の売り観測も

更新日時
  • 中国株の下げ拡大、投資資金が安全資産に-米国債やドル買われる
  • 米国が中国や香港への投資を制限する可能性との未確認のうわさ

中国当局による規制上の締め付け対象となっている銘柄が27日も大きく値を下げた。米国のファンド勢が中国と香港の資産を圧縮しているとの観測が広がり、世界の債券や為替市場に影響が波及している。

  ハンセンテック指数は一時10%近く下落。公表を開始したちょうど1年前の水準を割り込んだ。中国本土のCSI300指数は3.5%安で取引を終了。オフショア人民元はドルに対して一時0.6%安の6.52元と、今年4月以来の安値を付けた。

  投資資金が安全資産に向かう中で、米国債は値上がり。ドルと円も買われている。一方、中国の債券は下げている。トレーダーらによると、米国が中国や香港への投資を制限する可能性があるとの未確認のうわさでこうした動きに拍車が掛かった。

中国株と人民元急落、米国勢の売りが背景と未確認のうわさ-国元証

Hang Seng tech index in negative territory one year after launch

  オーバーシー・チャイニーズ銀行の為替ストラテジスト、テレンス・ウー氏(シンガポール在勤)は「下げが中国株から人民元に広がっており、中国の規制リスクを巡る懸念が最も悪い方向に向かった可能性があることを示唆している」と話した。

  テクノロジー株や教育銘柄の下げが続く一方、不動産株も値下がり。テンセント・ホールディングス(騰訊)が一時10%を超える下落。傘下の音楽部門が独占的なストリーミング配信権の放棄と罰金支払いを余儀なくされた。

  また、フードデリバリーを手掛ける美団は一時17%超安と上場後で最大の値下がり。オンラインフードプラットフォームに関する新規制を織り込む動きが続いた。

  招銀国際証券の蘇沛豊ストラテジストは「規制当局の措置がさらに続き、締め付けが他のセクターにも広がるのかが主な懸念材料だ」と指摘。「こうした規制面の懸念が今年後半の市場の大きな足かせになるだろう」と述べた。

原題:China Crackdown Rout Spreads Amid Fears of Foreign Selloff(抜粋)

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