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アン・ディアス氏が外部資金運用に復帰、ロングショート型ファンドで

  • ディアス氏率いるアラゴン、テクノロジーやネット、消費株に投資
  • ヘッジファンド界の重鎮ソロス氏らの下での経験生かし会社設立

ヘッジファンドのベテラン、アン・ディアス氏が再び外部資金を運用管理する計画だ。

  ディアス氏(50)は先月、自身が率いるアラゴン・グローバル・マネジメントが管理するロングショート戦略向けの資金調達を開始した。ニューヨークに本拠を置き創業20年のアラゴンは近年、ディアス氏の個人資産向けファミリーオフィスとして営業していた。

Anne Dias

アン・ディアス氏

  インターネットやテクノロジー、消費に関連した株式に投資しているアラゴンは5月、「魅力的な評価で、長期的な事業見通しが改善している」企業を追求する方針を規制当局への届け出で示していた。同社は3年から5年の間に「破壊的イノベーション」をもたらすメガトレンドを見いだす方針。

  アラゴンのクリス・チョン最高財務責任者(CFO)はコメントを控え、ディアス氏が取材に応じられないと述べた。

  ゴールドマン・サックス・グループのアナリストから始まったディアス氏のキャリアには幾つかの曲折があった。ディアス氏はその後、ヘッジファンド業界の重鎮であるジョージ・ソロス氏やアンドレアス・ハルボーセン氏らの下でポートフォリオマネジャーの経験を積んだ。資産家ジュリアン・ロバートソン氏からの支援を受けて自身の会社を2001年に立ち上げた。

  その2年後にディアス氏はシタデルの創業者ケン・グリフィン氏と結婚。アラゴンの顧客資金の返還を決めた。しかし、14年にグリフィン氏が離婚を申し立て、1年後に調停が成立。ディアス氏は慈善活動を続けながら、母校のジョージタウン大学でヘッジファンド運用方法に関するコースで教え始めた。

  事情に詳しい関係者によると、ディアス氏は17年以来、自身の資金を使い現在のロングショート戦略を実行。19年までに外部資金調達の検討を始めたと伝えられていた。

  アラゴンは今年5月に米証券取引委員会(SEC)に外部資金運用が認められるマネーマネジャーとしての登録を申請した。同社の運用総資産は5月下旬時点で、ディアス氏の自己資金を含めて約1億2000万ドル(約132億円)だった。

原題:Anne Dias Returns to Money Management With New Long-Short Fund(抜粋)

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