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ブラックロックのインフレヘッジETF、過去最大1543億円流入-23日

  • インフレプロテクションのモデルポートフォリオ調整で資産配分変更
  • 米当局が許容せざるを得ないインフレ過小評価されているとの見方も

世界最大の資産運用会社である米ブラックロックがモデルポートフォリオを微調整した結果、投資家がインフレリスクのヘッジ手段として用いる最大の上場投資信託(ETF)に過去最も多くの資金が流れ込んだ。

  ブルームバーグの集計データによれば、ブラックロックの「 iシェアーズ米国物価連動国債ETF」(TIP、純資産額307億ドル)には23日に約14億ドル(約1543億円)の資金が流入。一方、「iシェアーズ米国債ETF」(GOVT、同163億ドル)からは過去最も多い13億ドルが流出した。

  ブラックロックは電子メールで配布した発表資料で、セクターのエクスポージャー調整とインフレプロテクションのモデルポートフォリオ再構成のため、資産配分に最近若干の変更を加えたと確認した。

  同社は「今回のリバランスに伴い、ブラックロックのモデルに沿って顧客ポーフォリオを運用・取引することを選択した投資顧問業者が主導する形で、モデルポートフォリオに関係する一部ETFに資金の流入と流出が発生した」と説明した。

  みずほインターナショナルのマルチアセット戦略責任者ピーター・チャットウェル氏は、米国の10年国債とインフレ連動債(TIPS)との利回り格差を指し、インフレ期待を反映するブレークイーブン・レートについて、「今後かなり上昇するだろう」と予測。「米連邦準備制度の反応関数の変化と、景気回復に支障を来すことを避けるため当局が許容せざるを得ないインフレの度合いが引き続き過小評価されている」との見方を示した。

TIP gets a record $1.4 billion in new money on Friday

原題:BlackRock Move Sends Record $1.4 Billion to Inflation-Hedged ETF(抜粋)

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