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ドル・円は110円前半で弱含み、米株先物や中国株下落で円買い圧力

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台前半で弱含み。きょうから始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米株価指数先物や中国株が下落し、円買い圧力がかかった。

  • ドル・円は午後3時25分現在、前日比0.2%安の110円20銭。110円40銭を高値に一時110円16銭まで軟化
  • クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も弱含み。オーストラリアドル・円は0.4%安の1豪ドル=81円18銭
円買いやや優勢

市場関係者の見方

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • 米株が連日の最高値更新となっている中で、きょうの耐久財受注など米経済指標が強めに出た場合にテーパリング(債券購入の段階的縮小)や利上げ前倒しなどへの警戒につながりやすく、そうした動きを警戒している感じがしないでもない
  • 他に目立った材料がない中でどうしても株価が主導する動きになっている
  • FOMCに向けて株価が調整し、リスクオフの円買い・ドル買いとなり、クロス円は下がるイメージ。一方、ドル・円は終わってみれば変わっていない状況で、今週だけで見ると110円ぐらいが堅いという感じではないか

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • きのう米株と米金利が上がってリスクオン的な展開になっていたので、東京時間は少し調整しているとはいっても、このまま大きく円高に行く感じではない
  • 米国のテーパリングは年内か年明け実施というコンセンサスはあまり変わらないと思う。FOMCを受けて大きく動意付く感じはなく、ドル・円は引き続き110円台中心の推移となりそう
  • 米10年実質金利低下はドル売り材料になるが、しばらく前からドル・円と相関が崩れているし、ファンド勢のショートカバーなどによる名目金利低下が大きく、同金利が上昇してくれば実質金利も落ち着いてくるだろう

背景

  • FOMCは27、28日開催の定例会合で政策金利をゼロ付近に維持するとともに、月額1200億ドルの債券購入を続ける見込み
    • テーパリングに関して、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は今月中旬の議会証言で「『一段と顕著な進展』の基準到達にはなお程遠い」と説明
  • 米株価指数先物は時間外取引で下落。前日に規制強化で急落した中国株は続落。一方、日本株は上昇し、日経平均株価は前日比136円高で終了
  • 米10年債利回りは前日に1.22%前後まで低下した後、1.29%前後まで回復。27日のアジア時間の取引では1.27%台へやや低下
    • 米10年債の実質利回りは26日に過去最低を更新
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