コンテンツにスキップする

キャシー・ウッド氏、中国株の売却進める-当局の締め付け強化で

  • 先週は毎日、テンセントとKEホールディングスの株式を売却
  • 中国株ポジション削減はウッド氏旗艦ETFの成績回復に寄与

アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は中国株の売却を進めている。中国当局による民間事業締め付け強化を受けた株価下落が背景にある。

  同社のトレーディング活動に関するデータによれば、先週は毎日、ハイテク大手テンセント・ホールディングス(騰訊)とオンライン不動産取引プラットフォーム、貝殻找房(KEホールディングス)の株式を売却していた。

  中国規制当局が同国経済に対する支配力強化でますます思い切った措置を講じる状況にあって、ウッド氏の中国株離れも加速している。ウッド氏の旗艦上場投資信託(ETF)で、資産額230億ドル(約2兆5400億円)の「アーク・イノベーションETF(ARKK)」が現在保有する中国株の割合はわずか0.32%と、2月時点の8%から大幅に減少した。

  このほか、「アーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネットETF」が保有する中国株の割合はまだ約3.8%に上るが、今年早い時期の約9%からは減っている。

関連記事

Crackdown Slump

Chinese stocks tumble amid increased regulations from Beijing

Source: Bloomberg

  ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏はウッド氏による中国株ポジション削減について、「責任ある行動だ。中国が次に何をしようとするかにはあまりにも多くの不確実性がある」と指摘した。

  ウッド氏のこうした動きもあって、ARKKは5月に記録した年初来の低成績から20%余り回復した。テンセントとKEホールディングスは今年の高値から60%強下げており、両社株の売却が成績回復に寄与した。 

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は「中国経済と同国企業にはとてつもなく大きな成長の潜在力があるが、自らのポートフォリオについて、政治・通貨リスクにどの程度のエクスポージャーが望ましいか熟慮するのが重要だ」と話した。

キャシー・ウッド氏

Source: Bloomberg)

原題:Cathie Wood Keeps Dumping Chinese Stocks as Uncertainty Deepens(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE